昨日、新型コロナウイルスワクチン接種の1回目を受けてきました。ワクチンはファイザー製のワクチンでした。私も受けるかどうか悩んだので、平凡な一般人の一体験談として、記事にしてみます。
- コロナワクチンを受けるか悩んでおられる方
- コロナワクチンが怖いと思っておられる方
ワクチン接種をするか悩んだ時期
私にも、受けるかどうか悩んだ時期がありました。
本心
本心では、受けたくありませんでした。理由は受ける必要性もあまり高くない割に、受けるかもしれない不利益が大きいと思ったからです。
具体的には、
- 注射が嫌。単純に痛い。
- そもそも抗生物質などに頼る現代医療になるべく頼りたくないと思っている
- 住んでいる地域が田舎なのでそもそも感染リスクが低い
- 仕事がほぼ自宅と自家用車で一人で行ける状態で完結しているので仕事に伴う感染リスクも少ない
- 飲み歩いたり繁華街へ行ったりと言う行動がそもそも殆どない
- 運動も自宅でYou Tubeを見ながらできることに気づき運動不足解消方法も事足りているので取り立てて外出への欲求が強いわけではない
などです。
このままの生活をしていたら感染する可能性はかなり低いのに、なんでわざわざ、副反応が一定数で現れるワクチンを受ける必要があるのか、ということです。わざわざ自分から火の中に飛び込むようなものです。「飛んで火に入る夏の虫」っていう諺が何度か頭をよぎりました。
そうです。本心では、ワクチン接種なんてしたくなかったのです。
個別事情
本心でワクチン接種をしたくなかったにもかかわらず、なぜ、ワクチン接種することになったのか?
それは、高齢の家族や、自宅へ来る可能性がある親族のためです。
私にワクチン接種の案内が来るだいぶ前に、高齢の親がワクチン接種をしました。親は、いち早くワクチン接種に申し込み、接種を二回とも完了していました。
親がワクチンをさっさと受けているのに自分だけ受けないというのも何となく言いにくい感じになっていました。
情報収集
たいてい、なにかするときは情報収集をするとだいたい納得できる答えが見つかる事が多いものなのですが、こと今回のコロナワクチン接種に関しては、情報収集しても明確な答えは得られませんでした。
宗教論争のような、「結局はどの意見を信じるか、みたいになっているな」と言う印象を受けました。
私が情報収集して私なりに受け取った情報としては、以下のとおりです。
- 副反応は一定数はある
- mRNAワクチンというのは新技術
- ワクチンを接種したからといってこの効果が持続するのは一定期間にすぎない
- 変異株についてはワクチンの有効性が減殺される
- 「ワクチンの恐怖」的な情報を意識的に流している方々もいるらしい
結局、今回接種したからって解決に向かう決定打になるわけではないのだな、と思いました。
ワクチン接種率が高い国でも変異株の感染者が増えているという報道を見ていると、今回ワクチンを接種する意味はあるのかな?変異株に対応したワクチンが出てきてからでいいのではないかな?とも思いました。
また、私自身医学の専門的知識があるわけではないので、医学的に本当に大丈夫かという検証を自分ではできません。
高校時代の友人の医師のSNSのつぶやきを見ても、接種完了という投稿が。医療従事者なので、早めに接種するのは当然ですよね。今は医療従事者は忙しいでしょうから、ワクチン接種について本当はどう思っているのか?なんて無粋なことを聞くわけにも行かず・・・。
結局、医師の方のYou Tubeの動画や、ニュース動画などをみて判断の参考にしました。それでも白黒つけがたかったです。
決心
そんな風に情報が錯綜する中で、どうするか判断するにあたって大きかったなと思うのは、次の点です。
- 身近な人がどう思っているか
- 発言者や発言者の周りの方々がどんな意図で動いていると感じたか
- ある程度情報収集力がある方がどう判断しているか
やはりまずは、身近な人がどう思うか。家族が安心して日常を送れるためにどうしたほうがいいか。それがまず頭にあって、その点で大きくバイアスがかかっていたと思います。
親が早々と2回目の接種も完了し、副反応も特になく過ごしていたので、若い自分が接種拒否して親を不安にさせるのもどうだかなと思ったのです。
また、ワクチン接種拒否デマというのを取り上げているYou Tube動画を見ました。デマ、と言っている側がデマを可能性もあるのでどちらがデマか本当のところはわかりませんが、どうも発言者を見たりしていると、何となくこっちのほうが信頼できそうかな?というのは感じ取れました。デマを言って煽ることで何らかの利益を得ようとしているような雰囲気を感じました。
さらに、そこそこ中立的な立場で、自分よりも情報収集力があるであろうし、これまでの発言を見てもそう外れた判断をされないだろうな、という方が、ワクチン接種をされた、とか、これからされる、という情報を得て、受けてもいいんだろうな、という、安心材料にしました。
ということで、確信は持てないまでも、接種するほうが今後の社会生活上はいいだろうなと思い、接種することにしました。
予約
住んでいる市区町村役場から接種の案内がきたので、それにしたがってWEBで申し込みしました。
前の日程から埋まっていったみたいで、最初の日程は埋まっている感じでした。私は、病院ではなく、役所が設置する集団接種会場で受けることにしました。
前日まで
できれば受けないで済んだらいいのにな、と何度思ったことか。
ワクチンが変異株には効きにくい、とか、接種3回目をする国も出た、というニュースも出てきて、ますます、ワクチンを今接種して意味あるのかな?と言う思いも出てきたのは事実です。
ただ、その反面で、同年代の身近な方もワクチンを受けたりしている、とか、You Tubeで見るような方もワクチンを受ける予定、というのを聞いたりして、「受ける方向でよさそう。」と安心したりしました。
前日には、役所からメールが来て、「翌日は接種ですよ」とお知らせしてくれました。
スケジュール的な面では、副反応が出たときに備えて、なるべく接種後1週間ほどは予定を入れないようにしました。
当日
当日は体温を測り、問診票に記入し、保険証を準備しました。
会場へは自家用車で行きました。
運転できなくなる可能性はないの?と言う心配もあるかもしれませんが、親も自家用車で一人で行きましたので、私も一人で行きました。
会場でも、自分で自家用車で来られている方がほとんどだったのではないかと思います。
中には、2人連れで一台の自家用車で来られている方もおられました。お友達同士誘い合わせて、副反応などのいざというときのために2人でこられたのかもしれません。こういう方法もありかもしれませんね。
接種会場の役所の方々はなんだか優しい雰囲気の方が多く、不安に思う私達の不安を和らげようとしてくれるような感じでした。優しい雰囲気の中でも、もちろんテキパキと案内してくださいました。
この優しい雰囲気の中だったから安心して接種できたのかもしれません。本当にご苦労さまだしありがたいなーと思いました。田舎の役所の良さかもしれません。
こういう不安になりがちなときって、オペレーションの効率性も大前提で大事だけど、雰囲気って大事だなー、と実感しました。
注射は、利き腕でない左腕にしてもらいました。注射の瞬間は痛かったです。
注射後は待機終了時刻や注意書きを書かれた紙をもらい、指定された15分間、大きなモニターの前で待機していました。
私は、右手でスマホを操作しながら、スキマ時間にやりたいと思っていたことをやっていました。
15分間経って何もなかったのでさっさと帰りました。
当日は、お風呂へ入る前に注射の止血ガーゼを取りました。血は止まっていたので、あまりこすらずに全身にシャワーを浴びて寝ました。
当日はそれほど腕にも体にも違和感なく眠りにつくことができました。
翌日
朝起きたら、注射を打った左腕の上腕(腕の太い部分)の外側に張りを感じるような感じがしていました。
日常生活には支障はないですが、重いものを持つには持ちにくいです。力を入れるとちょっと痛いです。
上へ腕を上げようとすると痛いので上げずに下げてしまいます。無理すれば上げることもできそうではあるのですが、そこまで上げる必要性がある場面にも出くわさないので、なるべくなら体に無理がかからないように過ごすつもりです。
穏やかな運動くらいはやりたいなと思ったので、穏やかなヨガをやりましたが、両手両足を床につけてお尻を高く挙げて三角形になる、いわゆる「ダウンドッグ」というポーズのときには、左腕が痛くて右にちょっと重心を移し気味でやりました。接種翌日にヨガなんてやるなよ、と言われそうですが、やって気持ちよかったのでまあいいかなと思います。
クーラーを付けていてもちょっと暑く感じるので熱を計ってみたら、「37.0度」でした。昨日は36.7度で、普段も37度になることは殆どないので、ちょっと熱が出ている状態なんだろうなと思います。
だんだん顔も熱っぽくなって来たように思いますが、夏の暑さのせいなのか熱のせいなのか、どうにも判別しにくいです。
力仕事や上半身を動かす仕事だときついなーと言う印象です。
まとめ
皆さん、いかがでしたでしょうか。
ワクチン接種、するかどうか、悩みますよね。
ワクチン接種をするか否かは、場合によっては副反応も出うるということなので、ご自分の判断で決められるのが良いと思います。副反応が出た場合の責任は、周りの人も行政も負いきれるものではありませんからね。もちろん、ワクチン接種に伴う健康被害については、損失補償といってお金で多少補填されるそうですけど、お金で解決できる問題でもありませんからね。
決断し、責任を負うのは自分。自分がよくわからないことについて決断するのは大変ですよね。皆さんが悔いのない決断ができることを願っています。
読んでいただいてありがとうございました。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
追記:ちなみに、2回目の接種のときの記事はこちらです。
追記
「中田敦彦のYouTube大学」でも、コロナワクチンに関する新しい動画が公開されました。変異株にも触れられています。打つ派・待つ派・打たない派等、いろんな立場の方に配慮された動画だと思いました。動画の概要欄には出版社からの補足情報も書かれています。
日本のメディアのフィルターを通っていないので、日本のメディアとは違った視点が得られるかと思います。
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