会社をやめて気付いたこと 時間は命そのもの

お金を稼ぐ 事業所得

独立後に感じたことを先日まとめましたが、そこに書ききれなかったことを書いてみようと思います。

この記事はこんな方におすすめです。

  • 会社をやめた後の生活に興味がある方
  • 独立に憧れはあるけど自分には縁遠いものだと思っている方

実質的に3倍位寿命が伸びたのと同じじゃないかと思った

最終出社日が終わって1週間ほどしてふと思いました。

「あれ?もうそろそろ1ヶ月経ちそうな気分なのにまだ1週間しか経ってないの?」

実際、こんな感覚になったのです。こうして書いてあるのを読んでみると、どうして1ヶ月経ったという気持になるのか、不思議ですよね。

どういうことかといいますと、会社にいた頃は、だいたい月に全部で8〜9日の休日がありました。ですので、自分がプライベートで丸一日使える日が月に8〜9日だったのです。ですので、体の感覚として7日ぐらい休んだ頃には1ヶ月が終わるな、という風に感じるようになっていたんです。これには正直ちょっと驚きました。

そして、次のように思いました。

「ってことは、人生で使える時間が、今までの3倍に増えるってことじゃん。」と。つまり、会社に勤めているときと同じように毎年、生物としての寿命を刻んでいくわけですが、1年の濃さが単純計算で言っても3倍には増えるぞと。

もちろん、単純にやることがなくなったわけでなく、税金・社会保険の手続や確定申告・日々の生活や事務作業・営業活動等、自分でやらないといけないことは増えたわけなので、単純に比較はできません。

でも、それらの作業をやるにしても、

  • ある程度は自分の好きな環境でできること
  • やるやらないは自分で選べることも多いこと
  • やった結果が自分に返ってくるのでやる気が湧くこと

から、時間の濃さが違って来るように思います。

時間は命そのもの。時間の使い方は?

時間について、皆さんはどんな風に考えておられますか?
私は、会社をやめて、時間は命そのもの、ということをより考えるようになりました。
仕事をしていると、そんな事考える時間がないから、なかなかそこまで考えることはありませんでした。休日って、あれやりたいこれやりたいってやってるとあっという間に過ぎて、時間が足りなくなりがち。少ない時間をどうすれば有効活用できるだろうか、という発想になってしまいがちですもんね、それに、時計とかで時間を図ったりして、時間を可視化できている用に思うから、それでいいやと思って過ごしてしまいます。

たしかになんとなく可視化できている面もあると思うけど、もっと大きな視点で考えてみたいと思いました。時間を何に使うか。会社員時代の私は、会社に月の3分の2以上を使っていました。もちろん、残業をなるべくしないようにしてもです。忙しいときはプライベートにも仕事が食い込んできました。

その月の3分の2以上の時間、つまりその月の命の3分の2の命を会社に提供した対価が、給料とその他の恩恵という形で返ってきます。

では、どうして、時間は命であり、人生の3分の2を会社に捧げているのに、そのことに疑問を持ちにくくなっていたのでしょうか?私は、会社員生活というものが、痛みを麻痺させていく、いわば古典的なサブスクリプションサービスとしての側面があるからだと考えました。

会社員は古典的なサブスクリプションサービス?

ウィキペディアによると、サブスクリプション方式とは、

商品ごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より「サブスクリプション方式」とは

だそうです。最近増えてきたサービス方式なので、皆さんにも馴染みのあるサービス方式なのではないでしょうか。

たしかに、厳密に言えば、会社員生活は、サービスではなく、会社と従業員間の雇用契約に基づく契約から生じる生活形態なので、サブスクリプションサービスそのものではありません。
でも、私は、継続する、ということに伴って人間に生じる心理を味方につけて痛みを軽減するという発想は似ているなと思ってしまいました。私の発想では、いってみれば、サブスクリプションサービスを与える側は会社で、サービスを受ける側は従業員、みたいな感じです。税金面も考えると国もサービスを与える側に加えて考えることもできると思います。

会社員が受けるサービスは次のようなものだと思います。

  • 毎月決まって入ってくる安定した給料
  • 国民年金よりも手厚い厚生年金によって、退職後の生活のために我慢、という動機を形成
  • 国民健康保険よりも手厚い健康保険。配偶者控除などを組み合わせて家族ぐるみの恩恵にあずかれる
  • 厚生年金・健康保険の会社半額負担という形式によって生ずるお得感
  • 会社ごとに異なる種々の福利厚生制度

逆に、サブスクリプション的な面での、痛みの軽減効果は次のようなものだと思います。

  • 時間は命、という発想が薄れていく
  • 自分で稼ぐという野生の感覚が薄れていく
  • 源泉徴収制度によりルーティン業務の中で税金や社会保険料を取れられるので痛税感がなくなる
  • 中にいるほうが快適に思えて外に飛び出しにくくなる(現状維持バイアス)

会社員は現在は労働基準法で手厚く守られているため、会社からお払い箱にならない限り会社員でいられます。それが現状維持バイアスを生じさせます。
私も会社をやめようとするとき、少ない給料なのに、現状維持バイアスが働いたのか、なかなか決断に時間がかかりました。

源泉徴収制度が痛税感をなくすというのは独立を考えたときにぶつかる税金や社会保険の問題でわかりました。

自分で稼ぐという野生の感覚が薄れていく、というのは、会社に就職してしばらくしたときに感じたことです。

そして、時間は命、という発想は、やめるまで実感としてわかりませんでした。やめなければ実感としてわからなかったかもしれません。

そして、独立のために自分の中での決断よりも手間がかかったのが、周囲の理解を得ることです。

自分の人生と周囲からの期待 折り合いは?

親世代・上司世代など、自分より年上の世代に、時代や社会の変化を説いてもほぼ効果がなかったように思います。特に田舎だと、親や上司に加えて、ご近所や地域からの目という、えらく範囲の広いことまで気にしないといけなくなることもあるかもしれません。

たしかに、田舎で暮らす上で、噂の広がりようは尋常じゃなく早いので、周囲の目を気にすることも必要だと思います。
現に、私が会社をやめたときも、自分からは家族や会社以外の人には誰にも言ってないはずなのに、同じ集落の方から、会社をやめた翌日に、「やめたんだって?」と話しかけられました。田舎の情報網恐るべしと思いました。

でも、原因自分論といいますか、どんな環境だって自分で選んできたものだし、だからこそ自分で選べる、という思いを強く持って、退職や独立については自分の意志を貫いてきました。

本当は自分で事業をやりたいんだけど、年齢だとか能力がないだとか色々言って実行しないのは結局自分がそういう人生を選んでいるんだと思うようになったわけです。

もちろん、1年前はまさか独立するなんて考えていませんでした。でも、それまで支出の最適化をしていて貯蓄や投資信託もしながら、一歩一歩自分の力で生きるということに向けた知識と経験を自分なりに積んでいって、やっぱ入金力がこれっぽっちじゃだめだよな、老後はやっていけないな、という、今後の人生をある程度俯瞰してみた先にあった独立なので、ある意味そんなにバンジージャンプするみたいなイチかバチかみたいなものでもなかったと思います。

独立したいなら まずは支出の最適化が再現性の高い近道

ですので、独立したいなら、まずは支出の最適化をして少ない収入で生きていける期間を伸ばすことと、支出の最適化によって生じた余剰資金を貯蓄や投資信託に回すことによって、お金の有効な使い方を知るのが、再現性の高い近道ではないかと思います。

もちろん、いきなり稼いでそのまま独立というパターンも無きにしもあらずですが、独立の一番のネックは定期的な収入がないこと。そして、穴の空いたバケツだったらいくら稼いでもお金はたまらないということから、お金を貯めるために独立したいのであればまずはバケツの穴を塞ぐこと、つまり支出の最適化から始めるのがいいと思います。

そして、支出の最適化のいいところは、再現性が高いところ。やりさえすれば誰がやってもある程度の正解にはたどり着けるので、まずは確実に抑えられるところを抑えてから、不確定要素の強い、稼ぐというステージに進むのがいいのではないかと思いますし、これが私が独立までにたどってきた道です。

経済的に1〜2年はやっていける、という裏付けがあったことが、親への説得の際に多少は力を持ちましたし、会社から、副業容認の引き止めがあったときにも方針をぶらすことなく退職交渉を続けることができました。

ということで、独立したいなら、まずは支出の最適化をすることが再現性の高い近道だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。時間は命、ということから、どうしてそういう発想が薄れていくのか、そして、独立のための地道な近道について書いてきました。

皆さんは、独立についてどんなイメージをお持ちでしょうか?そして、独立までの道のりについてどんなイメージをお持ちでしょうか?

私は、1年前は、独立している人の話を聞いて、憧れはあったものの、凄い能力とか経験とかを持っていたからだろうな、とか、自分とは別世界の人間だ、とか、思っていました。そんな私でも独立しているんですから不思議なものです。

私は、独立して、自分の人生を時間的に見ただけでも、会社員時代の少なくとも3倍以上の濃さで生きることができるんじゃないかと思うようになりました。

その経験から言えるのは、独立までは考えていなくても、支出の最適化をしておけば、選択肢が広がるかもよ、ということです。自分が本当に欲しい物ってなんだろう?と考えるだけでも楽しいかと思いますので、考えてみるといいかもしれませんね。そのうちに、自分が人生で本心から求めていることってなんだろう?ということも感じ取れるようになってくるかもしれませんしね。

読んでいただいてありがとうございました。

コメント

  1. はやぶさ(謎 より:

    素晴らしい記事を見つけました!!
    ありがとうございます、私も頑張ります!!

    • のんちゅ のんちゅ より:

      読んでいただいてありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。私もまだまだひよっこです。お互い、いい人生にしていきたいですね!

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