昨日、ようやくGWが明けて平日になったので、社会保険の切り替え手続きに行ってきました。国民年金と国民健康保険への加入の手続きです。そして、ついでに住民税も口座から自動引落されるように手続をしてきました。独立したら時間が大事ですからね。
会社を退職して独立して、法人を作らないのであれば、まずやらないといけないのが、社会保険の手続です。もし法人を作るのであればその法人の社会保険に入ればいいからです。
税金に関わる手続である、開業届・青色申告承認申請書の提出は、会社在籍中でもいつでもできますので、会社在籍中に済ませました。一方、社会保険の切り替え手続は会社を退職してからでないとできないのでこの時期まで待つことになりました。
開業届・青色申告承認申請書を提出した時期に社会保険のことも色々調べましたが、それも随分前の話。記憶もあやふやになって来ていたので、数日前に改めて細かい持ち物などを調べ直しました。
そして、昨日ようやく社会保険の切り替え手続が終わったので、それまでにやったこと、退職後まで待ってやったことをまとめてみたいと思います。
- 会社を退職して個人事業主として独立する予定の方
- 社会保険の切り替え手続をする際にちょっとした工夫があれば知りたい方
- 事前にできる準備は事前にやっておきたい方
私は、雇用保険の失業給付(いわゆる失業保険)については、加入期間との関係や現在の金銭的状況から、今回はもらわないことにしたので、この記事では触れません。
また、私は、自己都合退職であり、かつ、特定理由離職者にあたりませんので、そのような前提で以下の記事をお読みください。簡単に言えば、一般的な開業目的の独立の場合、というわけです。ですので、ある程度多くの方に当てはまるケースなのではないかと思います。
退職前にやっておいたこと 事前準備
退職前にやっておいたことは次のとおりです。
- 国民健康保険の減免制度の条件に当てはまるか市町村役場に確認
- 住民税の減免制度に当てはまるか市町村役場に確認
- 必要書類を確認(国民年金・国民健康保険それぞれで)
- 市町村役場のどの部署に問い合わせればいいか確認
以下、詳しく書いていきます。
国民健康保険の減免制度の条件に当てはまるか市町村役場に確認
国民健康保険には市区町村によっては減免制度があります。お住まいの市区町村によって違いますのでご確認ください。ホームページや電話などで、家にいながら確認することもできます。
私の場合は、まず役所のホームページで確認しました。すると、7割減、5割減などの、自己都合退職でも使える減免制度があることはありました。でも、実際計算したところ、というか、見たらすぐわかるくらい明らかに低い年収条件で、当てはまりませんでした。
こんな感じで、減免制度は自分には使えないみたいだな、と思いましたが、一応ダメ元で役所に電話でも確認してみました。
案の定、「自己都合退職」と伝えたら、自己都合退職でも利用できる減免制度自体があることはあるけど相当年収が低いことが必要なのでおそらく条件に当てはまらないだろうということでした。予め調べておいたとおりでした。
この確認は、退職前でもできますので予めやっておいたほうがいいと思います。
住民税の減免制度に当てはまるか市町村役場に確認
また、住民税の減免制度も市区町村によってはあるかと思いますので、減免条件に当てはまるかお住まいの市町村役場に確認することをおすすめします。
私も、まずはホームページで確認しました。こちらは自己都合退職だとダメそうだったのですが、一応念の為、電話でも確認しました。
こちらも案の定、「自己都合退職」だと伝えたら、自己都合退職の場合に利用できる減免制度はないということでした。
市区町村によっては、自己都合退職の場合でも減免制度を利用できる自治体もあったりしますので、自己都合退職でも諦めずに、一度、ご自分のお住いの市区町村役場にご確認ください。せっかくの制度ですからね。この確認も、退職前でもできますので予めやっておいたほうがいいと思います。
必要書類を確認(国民年金・国民健康保険それぞれで)
次は、必要書類のチェックです。
必要書類も市区町村によって違うかもしれませんので事前に調べておくことをおすすめします。また、国民年金と国民健康保険の必要書類が微妙に違うかもしれないのでお調べいただくといいと思います。
私の住む市区町村の場合、ホームページにはマイナンバーカード・身分証明証(免許証など)と分けて書かれていましたが、実際に使用したのは免許証だけでした。
私が持っていったものは
- 運転免許証
- 会社からもらった、社会保険の切り替え手続きに必要なA4の紙
- マイナンバーカード
- 印鑑
でしたが、
私が実際に使ったのは
- 運転免許証
- 会社からもらった、社会保険の切り替え手続きに必要なA4の紙
だけでした。
まあ、忘れて家へ取りに帰るのは面倒くさいので持っていって使わないのはいいと思います。
ちなみに、私は社会保険について調べてから時間が経っていたので、1週間ほど前や前日・当日など何度も確認してました。
市町村役場のどの部署に問い合わせればいいか確認
内容的なものを確認したら、具体的に市町村役場のどの部署に問い合わせればいいか確認しました。名称が市区町村独特のものだったりするので、役場へ行ってからウロウロするのはなんだか恥ずかしいし時間の無駄だと思ったからです。まあ、別に、わからなかったら聞けばいいんですけどね。
退職後にやったこと
このような準備をしてから退職を迎えます。退職後にやったことは次のとおりです。
- 退職前の会社に保険証を返す
- 健康保険資格喪失証明書(社会保険の手続をするための書面)をもらう
- 役所へ行って国民年金・国民健康保険への切り替え手続
以下、具体的に説明します。
退職前の会社に保険証を返す
退職前の会社に保険証を返しました。私は退職して次の日に行きました。こんなに早く行く必要はないですが、万一保険証をなくしたりしてしまうと悪いと思って私は早く行きました。
健康保険資格喪失証明書をもらう
社会保険の手続をするために役所に提出するための書面である、健康保険資格喪失証明書をもらわないと、役所での手続きができないのでもらいましょう。私の場合は会社の事務の方がイニシアティブを取って準備してくださいましたので、特にこちらでやることはありませんでした。
強いて言えば、有給休暇期間中にもらって退職まで日がだいぶ空いたので、なくさないようにだけは気をつけました。独立するとなると色々考えることがいっぱいある上、自分で何もかも管理しないといけないので、なくしたりしてないか、などと、ふと気になることがありました。何かなくさないルールを作るといいかもしれません。
役所へ行って国民年金・国民健康保険への切り替え手続
そして、ようやく切り替え手続きです。
必要書類を改めて確認し、役所へ行き、手続をしました。
無事切り替え手続も5〜10分程で終わり、保険証が発行されました。
今まで会社で使っていたプラスチックの厚みのある保険証と違い、ペラペラだったので、なくさないようにしようと思いました。自分的には、保険証のカード自体に経費はかけなくていいとは思うので、別にペラペラでも、まあ、しょうがないかなと思いました。
ついでに住民税の口座振替の手続も
せっかく役所に行ったので、ついでに住民税の口座振替の手続もしてきました。いちいち振り込みに行くのも面倒ですからね。
ちなみに、途中から何らかの事情で住民税を収める必要がなくなって納めすぎになった場合は、市から還付の通知が来て、そこに振り込みすぎた分を振り込む金融機関を書いて送り返せば振り込まれるので心配しなくていい、とのことでした。
なお、お住まいの市区町村によっては現金納付や口座振替以外に、
- クレジットカード納付
- Yahoo!公金支払い
- PayPayなどのキャッシュレス納付
などに対応している場合もあるので、そちらのほうがポイントも付いてお得だったりしますので、ご興味があれば調べてみるといいかもしれません。
私の住む市区町村では、
- クレジットカード納付・・・X
- Yahoo!公金支払い・・・X
- PayPayなどのキャッシュレス納付・・・○
と、ポイントが付きうる納付方法としては、PayPayなどのキャッシュレス納付だけができる、という状態でした。私は、納付手続きをする手間が面倒くさいなと思って自分の時間を増やす方を優先しましたが、ポイント面で考えると、PayPayなどのキャッシュレス納付でも良かったかもしれません。こちらは人それぞれだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。退職後、独立する場合、最初は何もかも自分でやらないといけなくて大変ですよね。そんな方に、私の体験談が何らかのヒントになればと思います。
退職後の手続や減免制度などはこちらの動画にも詳しく説明されていますので、参考にしてみるのもいいかもしれません。
読んでいただいてありがとうございました。
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