退職願に対しての会社からの回答は?副業認める!?結局、引き延ばしの意図が透けて見えたので断固拒否。

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退職願を口頭で上司に伝えてから2週間。会社からは何の連絡もないまま2週間たちました。どこまで伝わっているのか。最悪のケースは、上司が自分の心にとどめておいて、誰にも連絡していないケースです。なんとかこのケースだけは避けたい、と思っていました。

そして、昨日、ついに上司からの回答がありました。

要約すると2点。

  • 副業としてやることを認める。
  • 会社のリソースを使って会社内で新しいことにチャレンジして欲しい。サポートはする。
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目次

副業としてやることを認める。

引き継ぎは半年ではできない、だからやりたいと思っていることを副業としてやることを認めるから、3年ぐらい副業をやりながら引き継ぎして欲しい、とのことです。会社の就業規則では正社員の副業は禁止されているが、例外的に認める、とのことです。

これには正直心が動きました。会社員でありながら副業としてやることにはいくつかメリットがあるからです。

  1. 厚生年金、健康保険の掛け金を会社が半分負担してくれるので、個人事業主より負担が少ない
  2. 安定した給与所得が得られる
  3. 税金面では、個人事業主としての所得が赤字でも給与所得と損益通算して所得税の還付を得られる可能性がある

などです。

3については「無税入門」という書籍に詳しく書いてあります。とてもわかりやすいです。2020年9月現在、Kindle Unlimitedの対象にもなっていますので、上記の3の記述の意味がわからない方には一読をお勧めします。

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安定した会社員という立場を持ちながら副業にチャレンジする、という、安定と成長性と両方いいとこ取りできるスタイルを、会社公認でできるわけですから一般的にはいい選択肢だと思います。私の場合も、休日にやっているプログラミングも収益化にはほど遠いですし、ブログも現状、グーグルアドセンスの審査にも合格していないため、独立後の収益に正直不安があるわけです。収益化のめどが立っていないまま独立するのは危険、とよく耳にしますしね。そんな訳で、あと半年でなんとかしなければ、と思っていたところへ、収益化の期限を先延ばしできるような提案な訳です。

一歩前進かな、と思いました。

2018年1月に副業が解禁された、と世間では言われていますが、厚労省はあくまでモデル就業規則を発表しただけで、それに伴い就業規則を改正するかは会社によります。ですので、副業禁止の会社にいる私の場合、一歩前進ととらえていいのかなと思います。

会社のリソースを使って会社内で新しいことにチャレンジして欲しい。サポートはする。

「会社だって現状を変えていきたいと思っている。新しいチャレンジをするのなら会社にいれば個人でやるよりもっと大きなことができる。会社の資金力や信用などを使って地域のために新しいことにチャレンジして欲しい。サポートはする。」とのことでした。

この事自体は以前からもよく言われていたことなので、これまでとどう違うのかな、という感じで受け止めました。こちらの意図とはちょっとニュアンスが違うな、と。

私は、もうこの会社でやることに見切りをつけた上で、もう後戻りができない覚悟で2週間前に退職意思を表明している訳です。

でも、会社側としては、引き継ぎにとどまらず新しいことにチャレンジして欲しい、と。そんな気持ちにはなれないなというのが正直なところです。

この話と関連して、上司の、会社を利用しての様々な大きなチャレンジの話を伺いました。「会社を使えば夢の実現が可能だ、しかも大きいレベルで。」と。

でも、私は、そもそもサラリーマンとしての生き方では今後の人生において経済的にも時間的にも満足いかない人生を送ることが目に見えているからやめたいと思っているからです。会社を使って大きいことを成し遂げてやろうという大きな夢はしばらく前から夢物語になっています。なぜなら、人事権もなし、金も自由に使えない。仕事の進め方も周りに合わせる必要があります。当たり前です。私のいる会社は中小企業とはいえそれなりの規模になります。例えるなら大きな船です。大きな船には大きな船なりの操作の仕方があります。そして、責任は自分は負わない中で大きなことをする。できる会社員はこれで燃えるのでしょう。私はそれほどの度胸も自信もない一個人です。そんなに大きなものを背負える器でもないと思っています。

私は、小さくてもいいから0を1にする、そして人事権もお金も仕事の進め方も自分なりにベストで心地よいと思うやり方でやってみたいです。9を10にする楽しさややりがい、難しさもあるだろうけれど、0を1にする経験を積むには自分で事業を始めるしかないと思います。そして、致命傷にならない失敗も何度も経験していくなかで身につけていけるものや見える景色があるだろうと思うのです。自分の器に合った範囲で経験を積み、一歩一歩広げていく感じです。

結局引き延ばしの意図が見えた

その後、話の節々で「3年といわず5年でも10年でも。」ということをその上司がおっしゃいました。また、上司のおっしゃった話を受ければ「今回の話はストップしたことにする。」と。

とんでもない、と。ストップされたら困る。引き継ぎ相手を決めて近くにおいてくれないと引き継ぎようにも引き継げないじゃないか、と。結局体のよいことをいって引き延ばしの意図があるようなのがなんとなく感じられました。ま、当然でしょうけどね。人が一人減ることはそれだけで会社にとって損ですから。だけど私の代わりが務まる人はたくさんいます。その、人の入れ替えの手間を、従業員である私が人生をかけて背負うべきものだとは私は思いません。会社が必要コストとして負うべきものだと思います。

私の退職意思は、社長や役員までは伝えてくださったようで、この点に関しては第1段階達成、とほっとしました。

次なる目標は?

引き継ぎ相手を決めてもらって近くにつけ、引き継げる状態にしてくれることです。

こうしている間にも業務は進み、大切な引き継ぎの機会が1つ1つ失われていきます。この2週間でも引き継ぎたいことをいくつか引き継ぐ相手もいないまま一人でこなしました。

次の目標が決まっただけでもよしとしましょう。

こうして記事を書いてよかったのは、感情的になりがちな退職交渉において、ある程度自分を客観化して考えられたことです。記事を書くには時間がかかるので、メモ程度でもいいので客観的な視点を何らかの形で持つ機会を作るといいかと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。退職などを検討している方の参考になれば幸いです。

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