皆さん、マーカー(蛍光ペン)はどんなのを使っておられますか?
私は、小さい頃から馴染みのある、ゼブラの「オプテックスケア」をよく使っていたのですが、本やプリントなどに蛍光ペンでマーキングすると裏に蛍光ペンが写って裏面が読みにくくなる事が気になっていました。でも、『こんなものかな〜』と、長年、他の蛍光ペンを試すこともなく、漫然と同じ蛍光ペンを使ってきました
でも、社会人になり、蛍光ペンの購入代金が大したものでないと思えるようになったので、思い切って評判のいい蛍光ペンを購入して比較してみました。
- 蛍光ペンの裏写りが気になる方
- 裏写りしにくい蛍光ペンを探している方
- 両面に印刷がある用紙によく蛍光ペンでマークする方
- 自分で蛍光ペンを何種類も買って試すモチベーションがわかない方
比較した蛍光ペン一覧
今回比較した蛍光ペンは
- ゼブラ 蛍光オプテックス ケア
- ゼブラ 蛍光オプテックス1 EZ
- ゼブラ ジャストフィット
- 三菱鉛筆(uni) プロパス・ウインドウ スタンダード
- 三菱鉛筆(uni) プロパス・ウインドウ クイックドライ
- 三菱鉛筆(uni) プロパス・ウインドウ ソフトカラー
- ぺんてる ノック式ハンディラインS
- パイロット フリクションライト ソフトカラー
の8種類です。
比較方法
白い紙に色ごとに線を引き、裏を見て裏にどれくらい写っているかを比較して見ました。
結果
表面
表面です。
ちなみに、「プロパス・ウインドウ ソフトカラー」の黄色という色はないので空白です。(5本セットでは黄色の代わりに紫色が入っています。近い色では「ヤマブキ」と言う色が入っていますが、オレンジに近いのでオレンジとして扱っています。)
裏面
裏面(裏返した写真)です。
分かり易いよう、ペンの名前を裏にも書きました。
上の写真と左右が逆になっています。
私が出した結論
- 基本的には、「プロパス・ウインドウ ソフトカラー」が一番裏写りしにくい。
- 黄色については、「プロパス・ウインドウ スタンダード」。なぜなら、「プロパス・ウインドウ ソフトカラー」には黄色がないので。
解説
まず、前提として、どのペンも購入後1年以上経過した状態でペンを使っています。
そのせいか、「フリクションライト ソフトカラー」についてはかなりかすれており、有意義な検証とはなりませんでしたので、こちらは除外して考えました。もっとも、「フリクションライト ソフトカラー」は、①紙の上にインクが乗るような形で色がつくため元々本に書いてある字が薄く見えて読みにくく感じた事、及び、②せっかく塗ったマークも経年変化や保存時の温度で薄くなる場合がある事から、長期にわたって保存したい場合はあまりお勧めできません。
他のペンは1年以上経った今でも十分な色を出しています。購入直後に自分用に実験しましたが、その時と同じような結果になりました。
では、まずは下の解説画像をご覧ください。
赤い丸で囲んだ箇所が、裏写りが特に気になった箇所です。これくらい裏写りしていると、裏のページの文字を読むのに差し障りがあるなと感じる個所です。マーク箇所が少しであればいいのですが、マーク箇所がたくさんあると裏のページが大変読みにくくなります。
書き始めや書き終わりが裏写りし易いということがわかるのではないでしょうか。
上の画像から判断すると、裏写りがしやすい蛍光ペンは、
- ゼブラ 蛍光オプテックス1 EZ
- ゼブラ ジャストフィット
- 三菱鉛筆(uni) プロパス・ウインドウ クイックドライ
- ぺんてる ノック式ハンディラインS
だと言えるでしょう。「ノック式ハンディラインS」は、赤丸(裏写りが特に気になった箇所)こそ少ないものの、全体的に濃いめに裏写りしているのでここに加えさせていただきました。
これらを候補から外すと、候補は
- ゼブラ 蛍光オプテックス ケア
- 三菱鉛筆(uni) プロパス・ウインドウ スタンダード
- 三菱鉛筆(uni) プロパス・ウインドウ ソフトカラー
の3つに絞られました。
そして、見比べた結果、下の画像の青丸をつけた箇所を、各色で一番裏写りが少ない、と判断しました。
つまり、一番裏写りが少なかったのは、
だった、ということです。
「プロパス・ウインドウ ソフトカラー」にはあいにく黄色がないので、黄色については
が一番裏写りが少ない、と判断しました。
結果、私はどうしたか。
基本的には、プロパス・ウインドウ ソフトカラー
黄色については、プロパス・ウインドウ スタンダード
を使うことにしました。
アマゾンだと色ごとに10本セットでお得に販売されていたので、よく使う色については10本セットで購入しました。
まとめ
皆さん、いかがでしたでしょうか。
私は長年、蛍光ペンの裏写りに悩まされつつも、しょうがないかな〜と、そのまま何年も裏写りするペンを使い続けてきました。
もっと早く気付けばよかったと思います。でも、候補となるペンを購入して比較する、なんてことはやろうと思いませんでした。だって、お金も手間もかかるんですもん。
でも、学習に使う本であれば、裏写りはなにげに気になりますよね。
また、蛍光ペンで塗ったら、普通はもう消せませんよね。そう、蛍光ペンを塗ることは、一期一会の出会いのようなものです。
その大切なひと塗りひと塗りが積み重なって本への愛着や学習へのモチベーションが上がるのだとしたら、どの蛍光ペンにするか、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
もちろん、蛍光ペンを選ぶ基準は人それぞれです。「裏写りなんて気にしない!」「かわいいのがいい!」など、色んな価値観があることでしょう。
そんないろんな価値観の中で、「裏写りが気になる!」という方に向けて書いてみました。
読んでいただいてありがとうございました。この記事が少しでも、蛍光ペン選びで悩まれている皆様のお役に立てれば幸いです。
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