皆さん、iPad、使いこなしておられますか?私は、iPadを使い始めてもうすぐ2年になります。まだまだ若輩者ですが、それなりに快適に使えてきたので、iPad初心者の方に向けて、私なりに便利だなと思う設定をまとめてみました。参考になりそうだなと思ったら試してみてください。
- はじめてiPadを使う方
- iPadを使っているけど便利な使い方があれば知りたい方
Touch IDの指紋フル登録
Touch IDの指紋は全部登録しましょう。というのも、指の状態や手のある位置によって、ある指の指紋ではうまくロック解除できない場合に他の指を使ってロック解除できるからです。
私は5個登録可能なうち、中指と親指は左右登録し、人差し指は右手だけ登録してある、という状態になっています。
というのも、まず、中指を左右で登録してある理由は、指の中で一番長いのは中指なので、中指のほうが人差し指よりも遠くからロック解除ができるからです。また、私の個人的な指の使い方として、人差し指よりも中指のほうがロック解除に使いやすかったというのがあります。
次に、親指を左右登録してある点については、iPadを手に持っているときに、親指のほうがホームボタンを押しやすかったからです。iPadを手に持っていると想像してみてください。画面側にあるのはどの指ですか?そうです。画面側にあるのは、10本の指の中でも、左右の親指2本だけ。残り8本の指は、iPadを裏から支えているのです。
私も最初は人差し指2本とも登録する、などしていましたが、不便だな、といろいろ変えていった結果、今のところこの状態で特に不便もなく落ち着いている状態です。みなさんもご自分にとってやりやすい方法を試してみてください。
スクリブル機能のオフ
スクリブル機能とは、キーボードでテキスト入力が求められた場面でアップルペンシルで字を書くと、テキストに変換されてテキストで入力されるという機能です。
これはオフにしておきましょう。というのも、まだ日本語入力には対応していないからです。購入初期設定ではオンになっているので、このまま使い始めると、とても使いにくいです。テキスト入力ボックスが現れた際に、今までの要領でアップルペンシルでテキスト入力欄にカーソルを合わせようとすると、「 . 」や「 , 」などの文字が入力されてしまうからです。私も何度もこんなことをやってしまい、不便だなと思っていました。
参考:iPadでスクリブルを使ってテキストを入力する – Apple サポート
設定方法は
- 設定>Apple Pencil>スクリブルをオフ
で大丈夫です。
日本語に対応したらオンにしてもいいかもしれません。
フローティングキーボードにする
画面下いっぱいに広がっているキーボードを、スマホのようなフリック入力ができる形にする、ということです。
フリック入力のほうが、使うキーボードの面積が小さい為、文字を探すために視線を移動させる範囲が狭くて済むので、入力が素早くできます。また、片手でできるのも魅力です。
設定の仕方は
- キーボード入力画面で、2本指でキーボードを内側につまむようにする
だけです。その操作をすると、うにょーんとキーボードの形が変わり、フリック入力用のキーボードに小さく変化します。
フルサイズに戻すにはその逆で、
- 2本指でつまんで外側に広げるようにします。
そうすると、キーボードが広がります。
なお、フリック入力をする場合は「フリックのみ」をオンにしておきましょう。同じ文字の素早い連打ができるようになります。
「フリックのみ」の設定の仕方は、
- 一般>キーボード>「フリックのみ」をオンにする
です。
その他詳しくはアップルの公式サイトに載っていますので、必要があればこちらを参考になさってください。
AssistiveTouch(アシスティブタッチ)を便利に使う
AssistiveTouch(アシスティブタッチ)という、言ってみればショートカットのようなものですが、こちらに便利な機能を割り当てていきましょう。必須級と言えるのが、スクリーンショットの割当です。
- 設定>アクセシビリティ>タッチ>アクセシビリティ>AssistiveTouchをオン
- カスタムアクションの「シングルタップ」・「ダブルタップ」・「長押し」にそれぞれジェスチャーを割り当てる。
私は、スクリーンショットは必ず割り当てています。AssistiveTouchが初めての方はこれだけでもいいと思います。というのも、あまりいくつもの機能を割り当てても、どれがどれだか忘れてしまう恐れがあるからです。
どのジェスチャーに割り当てるかは、どのやり方が自分にあっているかに関わるので人それぞれ試してみるといいと思います。私は、「シングルタップ」にスクリーンショットを割り当てています。しばらく前までは「ダブルタップ」にも割り当てていました。シングルタップでもダブルタップでもスクリーンショットを取れる、という状態です。しばらくやった結果、シングルタップのほうが使いやすいと思い、シングルタップのみにしました。ただ、シングルタップの欠点は、ついうっかりAssistiveTouchのボタンに触れると、意図せずスクリーンショットが取られてしまう、という点です。私は、あまり気にせず後で消しますが、気になる方はダブルタップでもいいかもしれません。
AssistiveTouchをオンにすると画面上に丸いボヤンとしたものが現れます。これがAssistiveTouchのボタンです。先程の設定は、これをタップしたらどういう操作をしたことにするか、という設定だったわけです。
ちなみに、このボヤンとした「○」の濃さを調整することもできます。
- 設定>アクセシビリティ>タッチ>アクセシビリティ>AssistiveTouch「待機状態時の不透明度」>バーを左右に調整して濃さを調整
という手順です。私は、確認してみたら、40%になっていました。濃すぎると画面の一部が見えなくなるし、薄すぎるとどこにあるのかわからなくなると思うので、ご自分にとっていい塩梅に調整してみるのもいいかもしれません。
さて、次に、「長押し」とかが空いてるし、スクリーンショットだけじゃ物足りないよ、という方は、何でもいいですが、例えば、「Spotlight」や「シェイク」などはいかがでしょうか。
「Spotlight」とは、iPad,iphone,Macのいずれにも共通している機能なのですが、検索窓のことです。アプリ、メールなどのメッセージ、Webサイト上のデータなどを横断的に検索してくれるすぐれものです。どこに行ったかわからなくなったアプリをこれで探すことだってできちゃいます。
「シェイク」とは、iPadをシャカシャカと振る動作を表しているのですが、これは1つ前の動作を取り消してくれる機能を持ちます。一つ戻る、みたいなイメージですね。戻ったけどまたやっぱり進む、なんて動作もできます。なかなか便利ですよね。ただ、iPad自体重いものですし、私はiPadを振ったことはないです。手元が滑ってiPadが飛んでいっては困りますものね。そんな便利だけどなかなか使いにくい初期設定になっている「シェイク」という機能を、iPadを振ることなしに可能にしてくれるのが、AssistiveTouchに「シェイク」という機能を割り当てることなのです。
通知のオフ
なにか作業しているときに、iPadの通知がピコーン、となってなんか気になる、ということはありませんか?見てみたらどうでもいいニュースだったりつぶやきだったり。別にすぐ知らせてくれなくてもいいのに。通知されると集中力がとぎれて困る、こんな経験をされたことがある方もおられるかもしれません。
iPadはとても便利なツールですが、初期設定どおりだと、あまりに頻繁に通知をしてくれる、おせっかいな存在になりかねない面もあります。
そこで、私は、通知はできる限りオフにしています。設定方法は、
- 設定>通知>「プレビューを表示」で「しない」を選択
- 設定>通知>Siriからの提案>「ロック画面上での提案」をオフに
- 設定>通知>各アプリを選択し、一番上の「通知を許可」をオフにする
です。アプリごとに一つ一つ設定しないといけないので、面倒ですが、これは早めにやっておきましょう。
ちなみに、私がオンにしているのは、今のところは、「Googleカレンダー」とデフォルトアプリの「メッセージ」だけです。ほかは全部オフにしました。メルカリなど、欲しい物があったり出品したりしたときに一時的にオンにすることもあります。場合に応じて使い分けると良いと思います。
なお、新しいアプリを入れる際には、注意が必要です。うっかりすると、通知をオンにしてしまいたくなりがちだからです。新しいアプリを入れる度にチェックするといいでしょう。殆どのアプリが、アプリインストール時に通知を許可するかを聞いてくるので、まずはオフにする、必要ならば後でオンにする、という習慣にしておけば、後で通知をオフにする手間は減ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。iPadはそのままでも便利に使えるようなデバイスですが、一工夫すればより便利に使うことができます。今回は私がこれまでiPadを使ってきた中でも、必須級と思う初期設定を書いてみました。
私の他にも色んな方々がiPadの便利な使い方やおすすめの設定を発信しておられると思うので、いろんな方のを参考にされて、ご自分がこれは便利!と思える使い方を発見してみてくださいね。
読んでいただいてありがとうございました。みなさんのiPadライフが楽しいものになることを願っています。
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[…] 追記:【iPad初心者向け】iPadの必須級の初期設定についてまとめた記事はこちら。 […]