円満退職の方法は?経験者による、退職意思の伝え方や理由で気をつけたい4つのポイント

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退職を真剣に考えておられる皆さん、できれば円満退職をしたいですよね。この記事では、私が円満退職に向けて気を使ったことを記事にしたいと思います。

退職後も前職の会社の社長や役員の方からお仕事のご相談があったりしたので、円満退職出来たのではないかと思います。

私の見解が絶対正解とは言えませんが、少しでも参考になる部分があればと思って書きました。

この記事はこんな方にオススメです
  • もう会社に見切りをつけた方
  • 円満退職のための方法を探している方
  • 円満退職なんてありえないと思っておられる方
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目次

結論

私が考える、円満退職のための退職意思の伝え方や理由で気をつけたい4つのポイントは次のとおりです。

  • 直属の上司に伝える
  • 上司が忙しくないタイミングで伝える
  • 上司と二人になれる場所に移動してもらう
  • 会社の不満は言わない

では、順番に解説していきます。

解説

直属の上司に伝える

まず、退職意思は、直属の上司に対して伝えましょう。上司をすっ飛ばして人事部に伝えたり、ましてや社長に伝えたりするのはやめましょう。

というのも、上司をすっ飛ばして人事部や社長などに退職意思を伝えられるということは、その上司が部下をきちんと管理できない、すなわち、マネジメント能力がない、というふうに見られて上司自身の評価が下がるからです。

上司の顔を潰す、というやつですね。

でも、この記事を読んでおられる方の中には、「いや、私は上司に散々ひどい目に合わされてきて恨みを持っているから、この機会に上司に一泡吹かせてやるんだ!」くらいの熱い思いを持っておられる方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、その気持もわかるような気がします。上司が本当にいい人で上司に対して不満がなければそもそも会社を辞めるなんて考えもしなかったかもしれませんしね。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。会社を退職するにあたって、退職交渉に当たる会社側の人間は、よほどのことがない限り上司です。その上司の顔を潰しては、今後の退職交渉にあたって上司が私に不利なことをしてこない保証はあるでしょうか?

つまり、今後の退職交渉を円滑にすすめる上でも、少なくとも自分と相対して交渉に当たる上司を、敵ではなく、単なる会社の意思を伝える伝達者にすぎない立場にできれば、無意味な戦いやエネルギーの消耗は減ることが想像できるのではないでしょうか。

また、こうして社内の暗黙のルールと言うか社会人としてのマナーを守った退職交渉をすることで、「この人はしっかりしてる。このような難しい場面でもしっかり周りや立場に気を配って話のできる人だ。」を思われる可能性が高まります。そうすることで、退職という場面においても自分の信頼を損なうことなく、譲れない場面で言う自分の意見に重みをもたせることが出来ると思います。

また、こうして社内の信頼を高めることで、退職・独立後に仕事を振ってくれる可能性が高まります。

このように、上司の顔を潰さないことで、退職交渉だけでなく退職後も有利になることが予測できます。

退職意思は、直属の上司に対して伝える。これを心がけていただければと思います。

上司が忙しくないタイミングで伝える

次に、退職意思を伝えるタイミングですが、できるだけ上司が忙しくないタイミングで伝えましょう。

具体的には、

  • 会社の繁忙期を避ける
  • 一日の中で上司の仕事が一段落した時間帯

などです。繁忙期の前だと繁忙期の準備で忙しかったりするので、繁忙期が終わって一息ついているようなタイミングなどもいいかもしれません。

また、繁忙期でないタイミングでも、一日の中で上司が忙しそうにしているタイミングと、やることは終わってちょっと一息ついていたりするタイミングとがある場合は、ちょっと一息ついているタイミングのほうが、いいかと思います。

というのも、上司が忙しかったり大きな課題に取り組んでおられるときだと、「忙しいのに面倒なことを持ち込んできやがって」と、内容に関係なく邪魔者扱いされ、機嫌を損ねる可能性があるからです。また、上司にじっくり話を聞いてもらえない可能性があるからです。

退職というのは、上司にとっても一大事です。上司だって、自分の部下が退職すれば、自分のマネジメント能力への評価が下がるであろうことは想像するでしょう。できれば退職を思いとどまらせたいと思うでしょう。

そんなときに、じっくり話を聞いてもらえる環境であればお互い冷静に話ができるところを、上司の注意力がよそに向いている状態だと、退職に関する話を早く終わらせたいあまり、不必要に感情的になられたりして、無意味にこじれる可能性だってあります。

ですので、退職意思は、上司が忙しくないタイミングで伝えましょう。

上司と二人になれる場所に移動してもらう

さて、いいタイミングがやってきました。いよいよ上司に退職意思を伝えられそうなタイミングです。でも、まずは、上司と二人になれる場所移動してもらってから伝えて下さい。

というのも、退職に関する話をしている最中に他の人が通りかかってその話が他の人の耳に入ったら、そこから退職に関する話が漏れて社内に伝わり、それから後が働きにくくなったりする可能性があるからです。

また、人に聞かれるかも、と言う場所だと、他の人に聞かれないかを気にして話への集中力が途切れる可能性があるからです。重大な話なので、できれば話に集中できる環境で話をしたいですよね。

さらに、場合によっては誰かに聞かれているかもと思うと本音で話ができにくくなったりします。

いずれにしろ、退職意思を伝える段階で他人に聞かれていいことはありません。

退職意思を伝える前に、上司と二人になれる場所に移動してもらう、を心がけるといいと思います。

会社の不満は言わない

そして、内容に関してですが、会社の不満は言わないようにしましょう。

これは、つい、言ってしまいそうですよね。

もちろん、「何らかの不満があるから会社をやめるんだ。」という方も多いかもしれません。

そうですよね。何らかの不満があったからこそ会社をやめようと思われたんだと思います。

正直言って私にも会社への不満はありました。何の準備もしていなかったら、会社への不満をどこかのタイミングで言ってしまっていたと思います。

ですが、会社への不満を言ってしまうといくつかのデメリットがあります。

それは、

  • その不満を解消するような引き止め策を取られる可能性がある
  • 会社の役員や社長からのイメージが悪くなり円満退職の妨げになる

からです。

会社側からすれば、多少の譲歩をすれば会社に残ってくれるなら、やめられた場合の採用コスト・教育コストと比較しても十分ペイするという判断から、不満を解消するような引き留め策を取ってくるでしょう。

仮にそれが魅力だったとしても、引き留め策に乗るのはおすすめできません。というのも、退職意思を告げた時点で、会社から、もう、以前のような会社への忠誠心はない、と思われるようになったからです。会社からすればいつ退職されても仕方ない人材になったということで、重要な役割から徐々に外される可能性もあります。

また、引き延ばし策を講じられることで、退職時期がどんどん先延ばしになっていく可能性があります。退職したい時期に退職するためにも、ぐっと我慢して不満点は言わないのが無難だと思います。

また、会社側も、不満点を告げられることはやっぱり気分がよくないでしょう。退職にあたって会社側にネガティブな感情を残さないためにも、不満点は言わないほうがいいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。一つ一つは大したことでない小さなことに思えるかもしれませんが、それらが積み重なって会社からの退職者に対するイメージができるんだと思います。

私にとって難しかったのは、タイミングと場所です。繁忙期に退職を決心したので、繁忙期が終わって一息つくまでタイミングを図って待ちました。待ち遠しくもドキドキしました。また、一日の中で上司の仕事が一段落つくタイミングを狙うのも難しかったです。

ともあれ、今となっては、これらに気を配ってよかったな〜と思っています。

皆さんはどんなことを気をつけようと思っておられますか?

皆さんの中で退職を決心された方が、円満退職を実現してより望ましい人生に舵を切れることを願っています。

読んでいただいてありがとうございました。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

おまけ

どうしても会社が退職を認めてくれない、など、にっちもさっちも行かなくなったら、退職代行にお願いするのも手かもしれません。自分の人生は一度きり。体や精神を壊してからでは遅いです。手遅れにならないうちに逃げて再起を図りましょう。

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