独立後、2ヶ月経ちました。
1ヶ月目では思ってもいなかった出来事が起こりました。そんな中で学んだことで、独立や起業に関心がある皆様に参考になるかもしれないなということをまとめました。
- 独立したいので独立経験者の生の声を聞いてみたい
- 独立の準備をしているので参考にしたい
- 独立したばかりなので他の独立したばかりの人がどんな事を考えているか気になる
- 自分一人で事業をやっている
- 独立したばかりで事業収入がまだ不安定
運動が大事
今月は運動の大切さを痛みを持って実感しました。今は、毎朝仕事を始める前に30分ほど、少し汗ばむくらいの運動をしてから仕事に向かっています。
なぜそうするようになったかというと、歯の痛みが襲ってきて、日中もグワングワン痛むようになったからです。5月10日頃から運動を意識するようにしたところ、痛みは5月20日頃には収まったので、おそらく、肩こりなどからくることだったんだと思います。最初の頃はもらった薬で痛みを抑えましたが、10日もしないうちに痛みが収まったので、今は薬は飲んでいません。
以下に、その経緯を書きます。長くなりそうなので、読み飛ばしていただいてもいいかと思います。
まず、4月の終わり頃から、左下の奥歯が痛みはじめました。「3月に歯科健診に行って異常がないと言われたはずなのにおかしいな、どうしてだろう?とおもいました。」ちょうど痛む辺りを舌で触るとちょっと穴のようなものがあり、前々から気になっていたので、これのせいかな?と思いました。
始めは寝るときだけ痛いだけでした。でも、日を追うごとに痛みが増していき、GWの終わりの頃には起きているときももうじっとしていられないくらいグワングワンと痛むようになってきました。
そこで、藁にもすがる思いで、歯科検診をしてくださった歯科医院に行くことにしました。
行ってみてもらったところ、「特に悪いところはない、薬を飲めば治る」と言われました。もともと薬が嫌いな性格だったこともあり、いまいち納得がいきませんでした。そこで、レントゲンを撮ってもらいました。そうしたところ、「虫歯はない。が、昨年抜いた親知らずの対になっている親知らずが伸びてきているのでこれのせいだろう。」とのことでした。
なるほど、だから顎全体に来るような痛みなのか、と納得いきました。
薬をもらった後、数日は処方どおりに薬を飲み、また、並行して歩いたり運動をしたりを意識してやるようにしました。というのも、親も肩こりなどがひどくなると歯が傷むことがあると言っていたからです。
そうやって薬と運動を継続していたところ、10日もしないうちに薬を飲まなくても痛みがなくなりました。
痛みがなくなった後も、運動は大切なんだと気付き、毎朝運動をするようにしています。
ちなみに、今私がやっている運動は、
- ヨガ (体全体のバランスを整えるため)
- ボクシングエクササイズなど、格闘系のもの (事業主としての肉体的な強さを身につけるため)
- ダンスエクササイズ (踊れたら楽しいだろうしかっこいいなと思うので)
です。
ヨガで気に入っているのはこちらのB-LIFEというチャンネルです。色んな目的別に動画がたくさんあるので、時間と目的を見て選んだりしています。私は10分程度のものをよく見ます。
ボクシングエクササイズで気に入っているのはボックススタイルというチャンネルです。フォームがとても力強く、きれいなので初心者である私にはとても参考になります。それもそのはず。元世界チャンピオンの清水智信さんのお兄さんがこの動画のインストラクターをやっておられるそうです。
ダンスエクササイズはまだこれと行ったお気に入りはなく、「ダンスエクササイズ」と検索して出てきた色んな動画を参考にしています。
価値観を見直すのが大事
自分の価値観を見直すことが大事です。
その際、考えたいと思うことは、
- 長期的にどうなりたいか
- 何を優先して仕事をしたいか
- 譲れないもの
等があると思います。
それらがはっきりしていると、受けるべき仕事、受けるべきではない仕事も見分けがつきやすくなると思います。
①長期的にどうなりたいか、は、人生において私はどうなりたいか、という、目的地に当たるものだと思います。まず自分はどういう状態になりたいのか。ゴールを決めないと、どの方向に進んでいいかがわからなくなってしまいます。森の中で迷ってしまう、という感じですね。
私達は、学校生活や社会人生活を通して、あまりに長く自由という感覚をから遠ざかってきてしまっています。自由はありがたいものでもありますが、反面、様々な意図を持った外部の影響によって誘惑されたときに、容易に足を踏み外して深みに陥ってしまう恐れがある、という側面もあります。
そんなときに自分の本当に望んでいた人生にとどめてくれる命綱のような働きをもしてくれるのが、自分が長期的にどうなりたいかという価値観の見直しだと思います。いざ渦中にいるときはわからなくなってしまうと思うので、平時に見つめ直しておきたいものです。
また、②何を優先して仕事をしたいか、は、その目的地に行くための過程に関するものだと言えます。どんな風に仕事をし、その目的地に向かいたいのか。
仕事仲間をみつけたり、仕事を受けるか決めたりするときにも指針になります。これがブレずにいれば一緒に働く仲間も、仕事をしやすいかもしれません。
そして、③譲れないもの。仕事をしていると、時として何かを犠牲にしないといけないような困難な状況にも陥るかもしれません。そのようなときに迷いなく守りたいものをできる限り守り、犠牲にしてもいいものを一時的に犠牲にして窮地から脱出する。そんなときは時として判断の遅れが状況をより悪化させることもあるかもしれません。そんなときに迅速に判断するための準備とも言えるでしょう。
今やることを絞るのが大事
独立すると、自由なので、時間がたっぷりあるように思えてしまいます。でも、独立したばかりの私の事業には、1人の人員しかいません。そんな中で、バックオフィス機能の整備、マーケットの選定、商品開発・・・などなど、1人で何もかもやらないといけません。
それに対し、世間では何人もでチームを組んで、ある事業に取り組んでいます。技術的にも人員的にも私の注げる力は世間に既にある事業には及びません。それどころか、うかうかしていたらどんどん差は開いていきます。
そんなときに大事なのが、選択と集中です。選択と集中が大事ということは、耳にタコができるほど何度も聞いてきました。でも、いざ自分がやるとすると、捨てることが怖くなってきます。
やるべき色んなことが気になります。
タスク管理ツールも気になり始めました。でも、ちょっと立ち止まりましょう。今でも色々やることはあるのに、またタスク管理ツールの使い方から学ばないといけなくなります。それよりも、本質を見て、まず捨てるものを決めること。優先順位をつけること。様々なタスクを管理する前に、そもそもやらなくていいタスクは思い切って捨て、今やることを絞ることから始めようと思います。
目先の収入に惑わされない
目先の収入に惑わされず、自分の事業の行く末を見て仕事を選ぶことも大切だと思います。
皆さんの独立を聞いた知り合いから、なにか仕事の依頼があったと想像してみて下さい。嬉しくなってしまいますよね。「何でもやります!」なんて気持ちになってしまうかもしれません。私も嬉しくなりました。
でも、「その仕事内容は、事業の今後につながるものだろうか?単に、その会社の人材採用の手間を減らすためと採用ミスマッチを回避するために依頼されているのではないだろうか?」ということを考えてみてもいいかもしれません。なぜその会社は私に依頼してきたのか、私のどんな才能や技術を使いたがっているのかを考えてみるといいと思います。特に、データ入力のような単純作業は将来の時給も上がらず技術も身につかないのであまりお薦めはできません。
また、その会社の仕事を受けることで、自分が今やろうとしている事業への制約にならないかを考えることも重要だと思います。場所的拘束の程度や時間的拘束の程度を考えてみるといいと思います。働く場所や時間の自由度が高いのであれば、自分の事業への影響は少ないでしょう。逆に、働く場所や時間が拘束されるのであればちょっと立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。
さらに、その仕事をする環境も長い目で見て影響が出てくると思います。例えば、小さいノートパソコンが普通にデスクに置かれただけの環境で複数アプリ間のコピペという単純作業を4時間もやるような仕事だったらどうでしょうか。目も疲れますし、肩もこりますし、単純作業により事業にかけるエネルギーも削がれていくだろうとなんとなく想像できますよね。どんな環境が快適かは人によりますが、環境面での考慮も忘れないでおきたいものです。
こうやって、目先の収入に惑わされずに事業にとってどうかという観点から仕事を選ぶことができるのも、支出の最適化をしてある事と生活防衛資金を貯めてあるからだと思っています。独立したい方は支出の最適化をして生活防衛資金をためてから独立することをおすすめいたします。そうしないと、目先の収入に惑わされて不本意な仕事を受けてしまいかねませんので。
ちなみに、私は、以上のようなことを考慮した結果、泣く泣くではありますが、お断りしました。
自分の事業を育てられるのは自分だけ
自分の事業を育てられるのは自分だけです。自分が育てなければ誰かが育ててくれるわけではありません。種を撒いたけど、芽が出ていないからと言って他の会社の依頼に答えていては、育つはずだった芽も枯れてしまうかもしれません。
自分が事業と関係のない他のこと、例えば、他社からお願いされたことを感情的に断りにくいからといってやったとします。そのことでそのお願いしてきた会社は助かり、感謝されるでしょう。しかし、自分の事業は他の会社の依頼に答えている期間、開店休業状態になるわけです。
実店舗を借りていない起業であったとしても、サブスクリプションサービスや、引いて言えば税金や社会保険料なども考え合わせると、事業主の時間単価は想像以上に高いものです。
依頼してきたところとのこれまでの関係を考えたりこれからの仕事に発展していく期待も含めると、なかなか一概には決められないときもあることかと思います。感情的なものもあって断りづらいこともあるかもしれません。
でも、私の場合は、「自分の事業を育てられるのは自分だけなんだという、強い決意で自分の事業を育てよう」と、そう静かに決心して行動しました。今のところ、こう決断してよかったと思っています。
まとめ
皆さんいかがでしたでしょうか。独立2ヶ月目で学んだことで私にとって一番インパクトがあったのは、「事業を自分が育てる」という覚悟と責任感でした。
いやいや、思ってもいない景色が見えるものです。なんというか、華々しくはありませんが、穏やかなドラマチックさといいますか、現実世界で個人事業をやるって、ロールプレイングゲームにまさる面白さです。ソシャゲのようなギャンブル感でもありません。独立するって面白いなと思います。
皆さんは独立後はどんな風に過ごしていると思いますか?どんな風に過ごしたいですか?独立後の朝起きてから寝るまでの一日をちょっと想像してみても面白いかもしれません。一日でなくても一部分だけでも楽しいと思いますよ。
読んでいただいてありがとうございました。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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