昨日、親が長年使っていたドコモのガラケーからiPhoneへの、MNP転出での乗り換えが完了したので、今後ガラケーからiPhoneへの乗り換えをされる方に向けての記事を書きます。いくつか注意したほうがいい点もあったので参考になる点があれば幸いです。
- ガラケーからiPhoneへの乗り換えの手順を知りたい方
- 3大キャリアから格安SIMへのMNP転出を考えている方
- ガラケーの電話帳をふりがなつきで移行したい方
大きな流れ
大きな流れは、
- iPhoneを購入する
- ガラケーの会社で、必要があれば名義変更を済ませておく
- ガラケーの会社で、MNP予約番号を発行してもらう
- 格安SIM会社でクレジットカード決済しかできない場合はクレジットカードを作成しておく
- 格安SIM会社でMNP転入での申し込みをする
- 電話帳をMicroSDカードに保存する
- 格安SIM会社からSIMカードが来たらiPhoneへSIMカードを差し込んで初期設定する
- 電話帳を、iPhoneに移行する
- 初期設定をする
のような感じです。
以下に説明していきます。
iPhoneを購入する
手順としては次のとおりです。
- どのiPhoneにするか決める
- どこで買うか決める
まず、iPhoneをどれにするか決めましょう。2021年4月の時点では、最新のiPhoneであるiPhone12シリーズから選んでもいいですし、ひと世代前のiPhone11なんかでも価格と機能のバランスが良くていいでしょう。また、より初期費用を抑えたり指紋認証がいい場合はiPhone SEも選択肢に入ります。
私の親の場合は高齢者でコロナ対策に外出時のマスクはほぼ必須なので、指紋認証のほうが使い勝手がいいだろうと思ったため、iPhone SEにしました。
次に、どこで買うかですが、基本はアップルストアでSIMフリー端末を買うのがおすすめです。また、家計管理のためには一括購入がおすすめです。もちろん、分割払いにしても総支払額は同じ場合もありますが、人間の心理として、未返済部分は負債なのでその分は自分のお金ではないとカウントすべきなのに見た目は自分のお金が減っていないので、自分の持ち金を実際より多く見積もりがちだと思うからです。
ただ、例外として、契約しようと思う格安SIM会社がたまたま、ほしい端末を安く購入できるキャンペーンをやっていればそちらで購入するのもありかと思います。ただ、格安SIM会社で購入する場合も一括購入の価格を見て、Appleの定価と比べてみてください。そのほうが、月々の価格で比べるよりもわかりやすいです。
逆に、ある格安SIM会社が端末割引をしているからってその格安SIM会社を選ぶ、という選択順序は、支出の最適化という観点からは長期的に見てイマイチになる可能性が多いと思います。月々の支出の最適化が本来の目的なのに、目先のご褒美に釣られた、という結果になるかもしれないからです。
ということで、私の親の場合は、契約しようと思った格安SIM会社は端末割引をやってなかったので、アップルストアでオンラインで購入しました。
ガラケーの会社で、必要があれば名義変更を済ませておく
こちらは必要がある人だけです。これは、一人の名義で家族の複数人の携帯を契約していた場合に起こりえます。格安SIM会社にそのまま家族まるごと引っ越しができるならいいですが、一人ひとり契約しないといけない、とか、支払いしたいクレジットカードの名義人と契約者名が違う、などといった場合です。そして、乗り換え先の格安SIM会社で名義変更ができない場合です。詳しくは格安SIM会社に確認してください。
私の親の場合、①契約者名義と支払いをしたいクレジットカードの名義人とが違っていた上、②乗り換え先の格安SIM会社では名義変更できない、ということだったので、ドコモショップへ行って名義変更をしてきました。
ガラケーの会社で、MNP予約番号を発行してもらう
名義変更が必要であれば名義変更が済んだ上でMNP予約番号を発行してもらいます。
発行されたMNP予約番号には有効期限があるので、新しく契約する格安SIM会社のどのプランにするかまで具体的に決めてからMNP予約番号の発行を申し込みましょう。
MNP予約番号発行の申込みはオンラインでも店頭でもどちらでもできます。料金が変わってくるかもしれないので、オンラインか店頭か、料金面でどちらがいいかはお調べください。
格安SIM会社でクレジットカード決済しかできない場合はクレジットカードを作成しておく
格安SIM会社はクレジットカード決済にしか対応していない場合というのも結構あります。私の親が申し込んだ会社もそうでした。
ですので、そのような場合は格安SIM会社に申し込む前にクレジットカードを作っておく必要があります。
私の親は、MNP予約番号を発行した後クレジットカードを作成したので少し焦りました。ただ、クレジットカードの配達が早かったので助かりました。みなさんは気をつけてくださいね。
格安SIM会社でMNP転入での申し込みをする
クレジットカードをお持ちの方や格安SIM会社の要求する支払い方法が準備できている方は、格安SIM会社に申し込みをします。
この際、MNP転入のための窓口があると思うので、こちらを探して申し込みをしてください。その申込の際にMNP予約番号やクレジットカード番号、本人確認書類などが必要になります。
申し込んだらSIMカードが来るまでしばらく待ちましょう。
電話帳をMicroSDカードに保存する
ガラケーからiPhoneへ乗り換えるときに一番注意したいポイントはここだと行ってもいいくらい今後の快適さを左右するのがこの部分だと思います。
これは、携帯ショップでガラケーからスマホに乗り換える場合には店員さんが全てやってくれたはずのものを自分でやらないといけないからです。
ただ、手順を踏めばデータの移転自体は短時間で終わります。
この手順の流れは次のような感じです。
- MicroSDカードにガラケーの電話帳のデータを保存する(ここまではガラケーが使えるうちにやっておく)
- MicroSDカードをアダプタを利用してPCに差し込む
- Gmailの連絡帳でそのデータをインポートする
- 読み込んだデータをエクスポートする
- iPhoneで受け取れるメールアドレスに送信orそのアドレスで下書きに保存する
- (iPhoneの初期設定完了後に、)その保存してあるファイルをiPhoneで開き、読み込む。iPhoneの連絡帳にインポートする
という手順です。
ポイントは、SDカードからGmailの連絡帳にインポートしたデータを、すぐさまḠmail上でエクスポートし、それをiPhoneに読み込ませる、というステップです。このGmail上でのステップを踏むことで、ふりがな付きでiPhoneの住所録に読み込まれます。
そのままそのḠmailアカウントで新規作成を押し、エクスポートしたファイルを読み込んで下書きに保存するのが後々楽だと思います。あるいは、iCloudアカウントのメールアドレスをお持ちであればiCloudアカウントのメールアドレスに送信してもいいと思います。
格安SIM会社からSIMカードが来たらiPhoneへSIMカードを差し込んで初期設定する
格安SIM会社にMNP転入を申し込むと、3〜5日ほどでSIMカードが送られてきます。
MNP予約番号の有効期限切れになる前にすぐにiPhoneに入れて初期設定をしましょう。
ようやくiPhoneの出番です。私の親はiPhoneを防水ケースにいれて使うよう準備していたので、ここでSIMカードを入れた後ようやくiPhoneを防水ケースに入れることができました。ケースや保護フィルムなどを使われる方はこの段階で装着してしまうと汚れがつきにくいと思います。というのも、初期設定の手順の中で指紋認証をしたり画面を触ったりするからです。
電話帳を、iPhoneに移行する
初期設定が終わったら、電話帳を移行しましょう。
先程使ったḠmailかiCloudメールに保存されている電話帳データを読み込みます。すると、住所録に加えるか聞いてくるので、追加を選択します。
これでガラケーの電話帳がiPhoneの住所録に移行されました。ふりがなもついていることを確認しましょう。
お好みの初期設定をする
これでiPhoneは使えるはずです。後はお好みの初期設定をして使いやすくしましょう。
私が必須級と思う初期設定は
- フリック入力をオンにする
- スクリーンショットをAssistive touch のダブルタップかシングルタップ に割り当てる
です。
あと、親がスマホに慣れていない場合は、デフォルトのアプリなんかを思い切って削除する事も使いやすくするコツだと思います。
私の親などは、これまでiPadを使っていたのですが、どう考えてもGarageBandのようなアプリは使ってなさそうだし今後も使わないだろうと思ったので削除しました。
結構削除しました。そして、アプリの配置も使いやすそうな感じに配置したりまとめたりしました。多分はじめから色々あると使いにくいだろうと思ったのでシンプルめのほうがいいのかなと思います。
ただ、これはどうかなと迷う部分もあったので、後は親に任せる感じです。
後は、指紋認証の仕方や電話のかけ方受け方などを伝えて、スマホデビューです。
まとめ
みなさん、いかがでしたでしょうか。親のスマホデビュー、必要であればやっぱり手伝ってあげたいですよね。子供世代なら軽々できたり安くできたりすることも、親はよくわからなかったりします。そのおかげで月々いらないオプションや無駄なサービスで貴重な年金をじわじわ取られていくのも子供として悔しいですよね。
携帯代金などは環境を組み直すところは手間と時間と親の同意を得る手間がかかりますが、一度環境を構築してしまえばずっと毎月効いてきますから、手間に対する効果は合うと思います。親が嫌でなければちょっと関心を持って手伝うと案外いい親孝行になるかもしれません。
読んでいただいてありがとうございました。
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