虎に翼 第1〜2週目の感想 ネタバレあり

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2024年4月から始まった、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)。

演技派と言われる伊藤沙莉さん主演でなかなか楽しい。朝ドラは普段見ませんが、今回は見てます。リアルタイムは難しいので、録画して、ですが。

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結婚したら「無能力者」ってことにびっくり!

現代では、結婚しても変わらず、女性に財産を管理する能力は認められています。

でも、戦前の民法は女性は結婚したら、財産の管理は夫がする、となっていたそうです。

結婚したら女性は「無能力者」に。

いまから考えたら驚きです。寅子じゃないけど、『はめられてるって、、、』と思いました。

でも、当時はそういう時代だったってことなんですよね。周りにはそれを当たり前と思っている人が多かった。おかしいと思っても、声を上げることもなかなかできない雰囲気や時代だったということなんでしょうね。

時代背景として、国家をあげて、欧米列強に追いつくために、侵略されないために、家制度をガチガチに固めて、人口増やして兵士増やして富国強兵、ってやってた時代ですから、そういう法律を作ったんでしょうけど。

おかげで、明治時代の離婚率は、江戸時代に比べて大幅に減ったそうです。

判決は?

ドラマの話に戻ります。

妻は、大切な帯さえ、自分の財産でなく、夫の財産になる。夫にとってはなんでもない帯なのに、妻を苦しめるために大切な帯さえ取り上げようとするDV夫。

ただ、法律上は、どう考えても妻側の敗訴になりそう。法律家を目指す女性が何人も集まって考えても、敗訴の道しか見えない。

でも、感情的には、妻側を勝たせてあげたい。夫側の横暴がまかり通りすぎる。

などなど色々ありまして、出た判決は、「権利濫用」。

伝家の宝刀と言われる法律構成です。伝家の宝刀は、気軽に抜かない、抜けないからこそ伝家の宝刀。

私的には、『こんな、ドラマが始まったばかりの段階でそれを抜くか?』と思いましたが、当時の法律ではそれしかなすすべがなかったような状態、ってことでしょうか。

他にもたくさん。女性に不利な明治の法律。

現代の私達から見たら女性に不利で理不尽な、かつてあった法律、ドラマではこれからも出てくるんでしょうかね。

貞操義務

例えば、貞操義務。貞操義務についても明治民法・明治刑法では女性だけが貞操義務を課されていたとのこと。

明治民法では、貞操義務を負うのは妻だけ。つまり、不倫をして離婚を突きつけられるのは、妻が浮気をしたときだけ。         
夫が浮気をしても、通常それだけでは妻は離婚をできなかったようです。

明治刑法でも、姦通罪に問われるのは妻だけでした。

選挙権

ほかにも例えば、選挙権。選挙権も当時は女性にはなかったですからね。これもドラマで取り上げられるんでしょうか。

女性が初めて選挙で投票したのが、昭和21年4月10日。

寅子の学生時代には選挙権は女性にはありませんでした。

今の当たり前は、先人たちの努力の跡

今私たちにとって当たり前のことが、100年前は当たり前でなかった。

米津玄師さんが歌っている主題歌「さよーならまたいつか!」にも、「100年」という言葉が出てきます。

100年前は非常識と思われていたことを当たり前と思える世の中にしてくれたのは先人たちの努力のおかげ。

言い古されている言葉ですが、そんなあたり前のことに、改めて気付かされることが多そうな気がするドラマだな〜と思いながら、これからも見れたら見ていきたいと思います。

読んで頂きありがとうございました。

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