皆さん、運動、していますか?仕事をバリバリやってお金を貯めるだけでなく、適度な運動をして健康な肉体を保つことも、仕事でのパフォーマンスをあげるのに大事です。さらに、老後に元気で動けるようにするためにも若いときからの運動習慣が大切だと思います。
でも、運動を続けようと思っても続かなかった、と言う経験はありませんか?
そんな時、つい自分を、「飽きっぽい性格だ」とか言って責めたくなりますよね。
でも、自分を責めるのはちょっと待って下さい。もしかすると、あなたが選んだ運動の方法が、続けるのが難しいやり方になっていたかもしれないからです。
そんなわけで、この記事では「なにげにこんなことが運動習慣の妨げになるんじゃないか?」と思うことを、自分の経験も踏まえて書いていこうと思います。
- 運動を始めたけれど続かない人
- 運動を始めたいけど、なるべく長続きできるようなやり方でやりたい人
- 運動を続けているけどやめたいと思う時がある人
運動の前後の時間が多め
運動習慣の妨げになる事のまず1つ目は、「運動の前後の時間が多め」ということです。
運動の前後の時間が多いと、運動のために割かないといけない時間が多くなり、その分、他のことができなくなります。時間は有限ですから。そのため、時間がなくて運動に行けない、とか、もっと他にやりたいことがあるのでこの運動は諦めようといったように、運動習慣の妨げになる可能性が高いということです。
具体的には次のようなことに時間がかかると思います。
- 移動時間
- 着替える時間
- 環境を整える時間
移動時間
運動のために特定の場所に行かないといけなかったりすると、その移動時間がかかります。
移動時間も含めて運動のために時間を確保しないといけなくなるので、必然的に、まとまった時間が必要になります。
私の場合、車で1時間かけて通うジムに1年以上通っていたことがあります。
移動に1時間もかけると折角の休みが運動のためにほぼ潰れてしまったりします。
というのも、1時間もかけて行ったのだから、なるべくたくさんの運動をしようとします。
1時間かけて行って1時間運動して1時間かけて帰る、とやるよりも、1時間かけて行って2〜3時間運動して1時間かけて帰る、とやったほうが移動時間が無駄にならないと考えたからです。
その時は特に目指していることもなかったので、運動でストレス解消を出来ていいな、と思っていたのですが、今思えば時間を無駄に使ってしまったなと思っています。
逆に、移動に5分しかかからなかったりしたときは、必要な運動だけしてさっさと帰って来てました。
5分かけて行って1時間運動して5分かけて帰る、だったら移動時間ってあまり苦になりませんよね。
この様に、移動時間が多いと、運動習慣の妨げになる可能性が高いと思います。
着替える時間
移動時間ほどではありませんが、着替える時間も意外と運動の前後の時間が多くなる事につながっていたりします。
例えば、プールなどは、運動前に水着に着替えるのはもちろん、運動後も水着から着替えないといけません。それに加えて、シャワーを浴びたり水を絞ったりと、着替えに伴う様々な作業が発生してしまいます。そのため、着替えに伴う時間が結構かかってしまいます。
また、ジムなど、他人に見られる場所へ行く場合、ある程度他人に見られても恥ずかしくない格好をしていく必要があります。
他にも、汗をかく運動をする場合は、汗をかいた服を着替える手間も出てきます。
怪我をしやすい競技では、怪我をしないようなプロテクターを付けたり布を巻いたりなどの準備も必要になります。
この様に、着替えの時間も運動の前後にかかってきます。この時間も見込んで時間を確保しないといけません。
環境を整える時間
ジムなど、他人が運動環境を整えてくれる場合はいいですが、どこかを借りていたりする場合は運動をできる環境を自分たちで整える必要があったりします。同好会のような感じですとこの傾向が強いかもしれません。
場合によっては運動の前後の掃除の時間もあったりするかもしれません。掃除をするのは、武道系に多かったりする気がします。掃除も修行の一環という観点もあるからかもしれません
また、チームでやる運動だと、そもそもメンバーが集まるまで待つ必要があります。
運動を続けるのにお金がかかる
運動習慣の妨げになる事の2つ目は、「運動を続けるのにお金がかかる」ということです。
お金がかかるとなると、お金を貯めるために運動を止めてしまおうと考えてしまいやすくなります。
例えば、ジムに月6000円や7000円払っているとしましょう。
熱心に通っているうちはもったいないと思わないので特に問題ないです。続けられていますしね。
ただ、ある月は、仕事で忙しくなってジムにいけなくなりそうになる、とか、ちょっと無理しすぎて体が痛くなってジムにいけなくなったとしましょう。休会をして、しばらく休みます。しばらくして再開できる状況になったときでも、思ったよりジムの会費が多かったことに気付きます。この会費を別のことに回せば、別の体験や楽しみができることに気づいてしまったりします。
そしてそのままきっぱりとやめてしまう。お金が高ければ高いほど、一旦中断したり冷静に費用対効果について考えたりしたときに、運動を辞める方向に行ってしまいがちだというのが私の感想です。
仮にお金が余りかからなかったとした場合、一旦中断したとしても気軽に再開できます。
人生ではいろんな状況が起こりえます。運動を始めてからどこかで中断したくなるタイミングが来るかもしれません。そんな場合でも、中断した後また気軽に再開できる運動の方が習慣化しやすい運動だと思うのです。
また、起業のように、自分のお金を一方向に注ぎ込みたい時に、それまで費やしていた出費を見直す必要が出てきたりします。
そんなときに、費用の多いものほど見直しの対象になったりするものだと思います。
運動を始めるまでの労力がかかる
運動習慣の妨げになる事の3つ目は、「運動を始めるまでの労力がかかる」ということです。
運動を始めるのにあまり労力をかけずにサッと取り掛かれる方が運動習慣の妨げになりません。
例えば、運動を始めるために、運動をするための場所まで移動して、着替えて、準備運動をして、仲間が集まるのを待って始める、だと、時間的なものだけでなく、その様な行動に伴う労力が発生します。
また、仲間とのコミュニケーションについても、ある意味、相手の感情などに配慮しながらコミュニケーションを取る必要があります。これを労力と思うかは人によると思いますが、多少なりとも労力がかかります。コミュニケーションがうまくいくかで運動の最中のパフォーマンスや楽しさにも影響が出てきたりすると思います。
イマイチな人間関係
運動習慣の妨げになる事の4つ目は、「イマイチな人間関係」です。
人間関係は、退職理由の上位に挙がるとも言われるくらい、物事の継続にとって重要だと思います。まして、仕事と違って自由参加が前提の運動では、イマイチな人間関係を我慢してまで運動を続ける動機は薄くなりがちです。なぜなら、別のチームやサークルに行けばいいし、別の運動をすればいいからです。
ただ、田舎だと勝手が違ってきたりします。あるスポーツに関するサークルが近隣でその団体しかなかったりということもままあるからです。そうなると、ちょっと遠くのサークルにでかけたり、その運動を止めたりといった選択肢を取ることになるでしょう。
運動での人間関係には、大きく4つぐらいあると思います。
- 指導者との関係
- 先輩レベルの人との関係
- 同レベルの人との関係
- 後輩レベルの人との関係
人間関係の良し悪しだけではありません。
どれくらいの濃さの人間関係を望むかも人それぞれです。
あまり濃い人間関係を望んでいないのに、指導者的立場にある人がメンバー間の人間関係をもっと親密にしたいと思ってしたことで、却って、淡白な人間関係に居心地良さを感じていた人が離れてしまう、といったこともあったりします。
また、色んな事情で時々休んだりしながらも続ければいいと思っていて続けているのに、もっと頻度を上げて出席してほしいというプッシュを受けて、その熱量が災いして、逆にやめてしまったりということもありえます。
他にも、指導者層に自分はあまり気にかけられていないと思って寂しさを感じてやめてしまったりということもありえます。また、ジムに行ってみたらいつもいる友人がいなくて寂しかったと思ったり、仲のいい人がやめたので張り合いがなくなったというように、実はコミュニケーションも楽しかったんだということもありえます。
どんな人間関係を望むかは人それぞれ。運動そのものには満足しているし続けたいけど、人間関係という付随的な事情で運動を辞めるという選択をする、ということもあったりします。そんな方には、別の場所や別の方法で運動を続ける方法もあるんだ、と思ってもらえたらと思います。
感情って、表に出てこなかったりもするけど、実は感情がどうかで運動習慣って結構左右されることもあると思うので重要だったりします。そして、人間関係で感情も変わってきたりするので、人間関係は運動習慣においても重要だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
運動が続かない原因にも色々ありますが、運動そのものでなく、運動に付随することが原因で続かないこともあるのではないでしょうか。
目的は一つでも、手段は色々。
運動習慣を妨げていることがあったな、と思ったら、なにか別の手段を取ることで運動を継続するという目的を達成できるのではないか、と考えてみてはいかがでしょうか。
また、もう一つ視点を上げて考えてみると、健康な肉体になるという目的達成のために、別の運動はないかを考えてみてもいいのではないでしょうか。つまり、もっと習慣化しやすく妨げも少ない運動に変えることで、健康な肉体という目的を達成できるのではないか、ということです。
どの塩梅がいいかは人それぞれ。試してみないといい塩梅はわからなかったりします。「失敗したんじゃない。経験を積んだんだ。」と言う気持ちで、色々とご自分のしっくり来る運動習慣を探していけばいいのではないでしょうか。
読んでいただいてありがとうございました。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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