みなさんこんにちは。
私は、今回のアマゾンプライムデーで初めてオーディブルというものを試してみました。
やってみると意外とたくさん本を読めるもので、完全に聴き切ったものだけでも今の時点(開始後26日目位)で26冊ありました。
今回は、その中から、特にAmazonのオーディブルで読んでよかった本を7冊、忘れないうちに書いておこうと思います。
GIVE & TAKE
こちらは、本で読むと分厚いので、気にはなっていたのですが、なかなか手が出ませんでした。
今回読み放題の対象だったので、1冊目に選びました。
これは選んで正解でした。こういう、読みたいけど分厚くて読む時間が取れない本を読むのにオーディブルは向いていると思います。特に、欧米人が書いた本は長〜い例があったりして、ある程度流し聴きで聴き飛ばした部分があっても大筋を掴むのには差し支えなかったりします。
内容の大枠は色んな方のYouTubeで知っていたのですが、本では具体例などがじっくり語られていて、よりわかりやすかったです。
中でも、有名人が意外や意外、強烈なテイカーだったという話もあって驚きました。
例えば、あの、全米バスケットボール界のレジェンド、マイケルジョーダンもテイカーだった!って話など特に驚きました。
世間が見る人物像と、周りの実際に接した人が見る人物像、大きく違うんですね。
与える人(ギバー)がどのように気をつければいいかも描かれています。
超ファシリテーション力
「ABEMA Prime(アベマプライム)」で個性的な出演者の面々をうまく活かして司会進行をされておられる、テレビ朝日の平石直之アナウンサーによる著書です。
ファシリテーションの具体的な手法や気遣いがこれでもかというくらい書かれています。
著者が長年の現場経験から培って来られたものを余すところなく書いていると言った印象です。
しかも驚くのが、全部著者自身が読み上げておられることです。
さすがプロ!
著者ご自身による朗読を、著者ご自身の話し方で味わうことができるなんて、まさにオーディブルの特性を活かしたコンテンツです。
オーディブルを使うなら是非聞いていただきたいコンテンツの一つです。
思い通りに人を動かすヤバい話し方
これは題名からして怪しさ満点の本です。
書店では手に取りにくい気がします。中田敦彦さんのYouTube大学で紹介されていたので興味を持ちました。著者は、元マルチ商法トップセールスマンで、今はYouTuberもやっておられます。
ここに書かれている内容は、自分が何かを売ろうとする場面だけでなく、自分や大切な人の、お金や、人生そのものを守るためにも必要だと思いました。
だって、こちらからお金をうまいこと巻き上げてやろう、って人はこんなこと考えていますよ、って話ですから。
確かに、自分が強力な営業力を見につけて稼ぐためにはこの本を読んで実践する、という、行動が必要です。この本を読んで実際に行動する人は読者の中でもごく一部でしょう。
でも、この本を読んで、相手の手口を知るだけでも、相手からさまざまな技をかけられたときに相手の狙いを予想することができると思います。
特に、純粋で、心の清い方には読んでいただいて、世のオオカミや詐欺師たちから身を守る術を身につけ、その清い心を善用していただきたいものだと思います。
同志少女よ、敵を撃て
ロシアのウクライナ侵攻で話題になった本です。
2021年秋に発売された本ですが、2022年7月に本屋に立ち寄った時でも、一番目立つところに話題作としてアピールされていました。
これは、オーディブルで読むと、読み手の方の豊かな表現力のおかげで、緊迫した雰囲気や感情の高まる様子など、オーディブルならではの楽しみ方ができたように思います。
もちろん、自分なりに声色をイメージしながら文字で本を読むのもまた読書の醍醐味なので、本で読むのもまた違った楽しみ方になったかもしれません。
その後のとなりの億万長者
「となりの億万長者」の著者の娘さんが書かれた本です。
この本もかなり分厚いので、本で読むと相当な時間を費やすでしょう。オーディブルが力を発揮する本だと思います。
今でも頭に残っているのは、次の2点です。
- 見栄をはるな。倹約せよ。稼げるようになってもだ。
- 金は自分で稼ぐもの。生まれがどうであれ、叩き上げで金持ちになった人の割合が多い
アメリカならではの内容もあるかと思いますが、日本でも通じる内容はあるでしょう。『アマゾンプライムデーでお得だ!』などと思って買い物をした自分が恥ずかしくなる内容ではあります。
ちなみに、この本の元となった、「となりの億万長者」がオーディブルで読めないのは残念でした。
1%の努力
若い方にも人気の、ひろゆきさんこと、西村博之さんによる著書です。
ひろゆきさんの、肩の力の抜けた感じの語り口とマインドを感じれる本だと思います。
いってみれば、怠け者であり続けるためにどこで努力すればいいか?ということを書いてあります。
頑張り屋さんの方が、どうやって肩の力を抜けばいいんだろう?って時に読んでみたりするといいんじゃないかと思います。
また、若い人が人生で無駄な方向の努力をしないためにも読んだら面白いのではないかと思います。
極東アジアの地政学
こちらは、極東アジアの中国・朝鮮・ベトナム・日本の4国について、歴史上のターニングポイントとなった事件を取り上げながら各国の今につながる国民性を描いている本です。
著者の率直な語り口がわかりやすかったです。
日本に住んで日本語の情報ばかりに接していると、日本のマスメディアで語られた情報・日本語に翻訳された範囲での外国からの情報を、あたかも世界の常識であるかのように思ってしまいがちです。
でも、著者が農学者として現地の人と直に接してした会話でも、日本の常識は世界の常識とは違っている、ということが描かれていたりします。
世界なんて大きなことを言わなくても、この極東4か国が、歩んだ歴史も、国難に対する対処の仕方も、全く異なること、そして、その歴史の上に生きる後世の人たちの性格も国民性も異なってくるということがこの本から垣間見ることができます。
もちろん、人は自分に都合の良い情報だけを偏りを持って受け入れます。本を読む私たちも、そして著者でさえも、その可能性から逃れることはできないでしょう。
私たちが学んだ歴史や日々接する情報は、日本に住む日本人から見た歴史の一側面に過ぎない。各国から見た自国の歴史としての出来事は、日本人の私から見た歴史とは重さも意味合いも異なっていました。
歴史認識とか、日本の近隣諸国との間で起こっていることについて何かモヤモヤしたものを感じておられる方に一読していただきたいと思います。
この本は、特に一文一文が積み重ねられていく感じで、オーディブルで流し聴きしては先に進んでしまって前に戻って聞き直すというのをよくやりました。
田舎はいやらしい 地域活性化は本当に必要か?
変な題名だなと思った本でしたが、地域活性化に興味があったので読んでみました。
結論、自分が地域活性化に抱いていた幻想を打ち砕いてくれました。
というのも、私自身、人口が過去の予測以上に減っていく地方在住なのですが、「確かに!」と納得できる部分がたくさんあったからです。
結局、地方は既得権益を温存するためのエネルギー源の一部になっているというのが、ショックでした。地方在住者にとっては悲しいけれど現実なんだと改めて感じました。それが日本の足を引っ張っている。
田舎や故郷に対して誰もが持っているノスタルジーな気持ちをうまく使って既得権益が温存されている。
そのこと以外にも、身近で感じていることを言語化してくれた部分がたくさんありました。地方在住だからこそ、現実をたくさん突きつけられました。そして、今まで持っていた価値観が大きく揺らぎました。田舎に対する愛着はありますが、それでも、以前は都会に出て行った身内が地元に帰って来ればいいなと思っていたのが、むしろ、帰ってこない方が自分らしく生きられて良い、と思うようになりました。田舎に帰ってくると下手すれば余計なところで消耗する。そう思うようになりました。
そして、地方活性化とかを考えるよりも、住む場所にこだわらず、自分が自分の力で稼ぐ力を身につけ、既得権益グループに頼ったりしなくても自立して生きていけるようにするのがまず先。そんな力を身につけた個人が好きなところに住んで馬が合えば何かする。
地方活性化よりも、稼げる個人や会社の足を引っ張る制度を無くしたり法的・テクノロジー的なインフラ作りをして稼げるところに稼いでもらい、全体を引っ張ってもらう。
そうした方が日本全体として豊かで満足度高い未来になるんじゃないかと思いました。
身の回りにある現実は変わっていないのに、シビアにみるとこんなに問題があって、言語化されていなくて、なんとなくの雰囲気で流されて、ってところを立ち止まって考えられるかが大事だな、と思いました。
まとめ
今回は私がオーディブルで聴いてよかった本を7冊紹介しました。
私の場合、ある程度聴きたい本は聴いたのと、読みたい本を検索してもオーディブルになっていないことが最近増えてきたので、1ヶ月で解約することにしました。月1500円と安くない料金なので、2ヶ月目はいいかな、と。
「契約したからにはずっと使い続ける!」なんて義理はないので、得られる効果が頭打ちになってきたな、と思ったらスパッと切れるのもサブスクリプションサービスのメリット。
ちなみに、Audibleは期間の途中で解約手続きをしても残りの期間は聴き続けられるので、早めに解約手続きをしても大丈夫でした。気になる方は無料でお試ししてみるのもいいかと思います。
みなさんも自分軸を大切にしてサブスクサービスを活用してみてくださいね。
それでは、読んでいただいてありがとうございました。一つでも参考になることがあれば幸いです。
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