WBC(2026年) 日本が負けて悔しくて書いてみた。ピッチクロックとボールについて

スポンサーリンク

2026年のWBC、終わりましたね。選手、監督、その他関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

日本はWBC史上初のベスト8止まり。

残念で悔しいです〜。少しでも発散するために書いてみます。

敗因のひとつとも言われている、ピッチクロック(投球間隔制限)やボールの違い。ピッチクロックやボールなど、日本のプロ野球(以下、NPBと略します)のルールをWBCやメジャーリーグ(MLB)に合わせるか?

すでに色んなところで言われていますが、ピッチクロックとボールの違いは、WBCが日本のプロ野球と違う仕様になっていてそれに対応しないといけないというだけでハンデを負ってるように思いました。

ピッチクロックは、投手と打者の動作に時間制限を設け、試合時間を短縮する野球ルールです。走者なしで15秒、走者ありで18秒(MLB/WBC)以内に投球動作に入る必要があり、違反すると投手に1ボール、打者に1ストライクが加算されます。 

これに対応しなきゃいけなかった日本投手と、普段からメジャーリーグ(以下、MLBと略します。)でピッチクロックに慣れているMLBの投手とでは、スタートラインがちがうという気がします。

試合時間が短くなるとビールの売れ行きが下がるという経営上の問題や、MLBとボールもピッチクロックも全部同じにすると、MLBへ行くためのハードルが低くなって海外への選手の流出が多くなる、などという考えもあるかも知れませんが、WBCで勝つということを考えるなら検討を早めてもらいたいなと思いました。

ただ、ピッチクロックにもデメリットはあるようです。また、MLBと同じボールを使うのにもハードルはあるそうです。以下、見ていきます。

スポンサーリンク
目次

ピッチクロックについて

ピッチクロック(投球間隔制限)のデメリット

投手の負担増・故障リスクの懸念

まず、よく言われるピッチクロックのデメリットは、投手の負担増・故障リスクの懸念です。

投球間隔が短くなることで、投手が投球の合間に回復する時間や呼吸を整える時間が減少します。これが疲労蓄積や肘・肩の怪我につながる可能性が専門家から指摘されています。また、MLBの選手会がだした声明にも、ピッチクロックが投手の故障増加につながっているのではとの指摘があります。

ただでさえ投手は体を酷使するのに、ピッチクロック導入で一球一球の間の休息時間も取らせてもらえない、ってのは選手生命を縮めないかな、と心配にはなります。

メジャーは年俸が日本と桁違いの選手もいるから、ある意味「活躍した数年でお釣りが来る」という側面もあるのかもしれません。ただ、選手生命より興行を優先しているように見えてしまいます。

MLBが導入しているから絶対優れている、とは限らないってことですね。

“間”の減少によるファン体験の変化

 また、別のデメリットとして、“間”の減少によるファン体験の変化も考えられます。じっくりと対峙する戦術的な心理戦が減り、テンポが早すぎることで野球本来の深い楽しみが損なわれるのではないか、ということです。

昭和の野球中継をYouTubeなどで見返してみると、何となくのんびりしてますもんね。そんな中だから、間のとり方にもピッチャーや捕手の個性が現れます。相手の嫌なところで間を取ったり、テンポよく投げるから守りやすいピッチャーもいたりと、間や駆け引きなども楽しみのひとつ、という面もありました。それがみんな駆り立てられるようにポンポン投げるとなると、大事な場面で間で駆け引きする、という楽しみ方が減ることになるかもしれません。

2軍では試験的に一部導入

とはいえ、NPBの2軍(ファーム)では、試合時間短縮を目的に「ピッチクロック(投球間タイマー)」が試験導入されています。2軍で試験的に導入されているピッチクロックは、無走者時15秒、走者あり時18〜20秒以内を目安に投球動作に入る、というものです。違反時のペナルティは試験段階では導入されていませんが、将来的な1軍導入に向けデータが蓄積されています。 

MLBボールとの統一について

ボール統一のデメリット

次は、もう一つの点、ボールの違いについて見ていきましょう。

品質とコストの問題

MLB(メジャー)とNPB(日本プロ野球)のボールの主な違いは、MLB球の方が「大きく、ツルツルしており、縫い目が低い」です。NPB球は少し小さく、縫い目が高くてしっとりしているため、投手は握りやすく、打者は飛距離が出にくいと感じる傾向があるそうです。

ただ、MLB球は、ローリングス社という会社が南米の工場で作っているようです。表面が白く滑りやすい。このため、MLBでは「マッド(泥)」を塗る工程が必須だそうです。しかも、ミズノ社製のNPBのボールと比べて品質にバラつきがあるそうです。

一方、日本のボールは、ミズノ製です。しっとりと手に馴染みやすく、日本の湿度の高い環境でもグリップしやすいといわれています。ボールの品質のバラツキもローリングス製と比べて抑えられているそうです。

このサプライチェーンや契約、設備を全部変えてローリングス製MLB球に寄せるのはコスト・利権の面で大きなハードルとされることが多いらしいです。

MLB球そのものを使う、となると、ローリングス社から輸入するしかない、のですが、年間大量に使うものを、しかも品質の均一性の劣るものをわざわざ輸入するか、といわれたら、、、。コストと見合ってないでしょ、と思うわけです。

NPB統一球の導入が検討されはじめたのは、2006,2009年のWBC連覇の後。WBCでのボールの違いに苦労したからだそうです。それまではメーカーや球場ごとにボールはバラバラで、反発や感触が違いすぎて「ホームランの出やすさに差があり不公平だ」と不満が出ていたとのこと。

このように、ボールを統一することについてもハードルはあるんですね。

ピッチクロックとボールの違いについての表

ピッチクロックとボールの違いについて表にまとめてみました。

項目MLB/WBC仕様NPB仕様
ピッチクロック15/18秒未導入(2軍テスト)
ボールローリングス(滑らか、泥塗り)ミズノ(握りやすい)

まとめ

今回、WBCで負けて悔しく、敗因のひとつと言われているピッチクロックやボールの問題について触れてみました。調べていくと、MLBにあわせることが最善でもないんだなとも知れました。

WBCで勝つことを目指して、MLBに合わせていくのか、どこかいい落としどころを探るのか、ルールや環境面でも今後の行く末が気になるところです。

ともあれ、選手、監督、その他関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。あと一本ヒットが出れば、あの一球が、という場面もありましたが、それがあるのが勝負の世界。この敗戦を糧にして次につなげていってほしいなと思います。

ここまで読んでいただいて有難うございました。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次